春に増える「めまい」とのつきあい方

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春に多いめまいのご相談で、よく聞くのは、
- 立ち上がるとふわっとする
- 動くと気持ち悪くなりそうで怖い
- 検査では「異常なし」と言われたけれどつらい
というお声です。
もちろん、耳や脳の病気が隠れている場合もあるので、「初めて経験する」「これまでにない強さ」というときは、医療機関での検査をおすすめします。
一方で、検査では異常が見つからないけれど、
- 疲れがたまっている
- 寝不足や、睡眠のリズムの乱れ
- ストレスで呼吸が浅くなっている
- 首や肩のこりが強い
といった要因が重なって、めまいとして出ているケースもあります。
東洋医学では、春のめまいは「気(エネルギー)と血(栄養)が上に偏りすぎている状態」として考えます。
頭のほうばかりにエネルギーが集まり、足もとがスカスカした感じ…というイメージ。
そんなときにできる、かんたんなセルフケアを2つご紹介します。
足もとを「重く」してあげる
- 足首まわりのストレッチ
- ふくらはぎを下から上に向かって、やさしくさする
- つま先立ちと、かかと上げ下げをゆっくり繰り返す
呼吸を「足もと」に届けるイメージを持つ
- 吸うときに「胸」ではなく「おなか」と「骨盤のあたり」がふくらむ感覚
- 吐く息を少し長めにして、「ふーーー」と体の下のほうへ空気を流すイメージ
「めまいを消さなきゃ」と力むよりも、「足もとを思い出してあげる」「息を足に届けてあげる」くらいのやさしい気持ちで続けてみてください。
花粉症で「こころ」までつらくなっているあなたへ
春といえば花粉症、という方も多いと思います。くしゃみ、鼻水、目のかゆみだけでなく、
- 頭がボーッとする
- 集中力が続かない
- 仕事や勉強の効率が落ちて自己嫌悪
- 外に出るのが億劫になる
といった、こころの負担も見逃せません。
東洋医学では、花粉症のようなアレルギー症状は「体のバリア機能(衛気:えき)が弱っている状態」として考えます。
バリアが弱っていると、外からの刺激(花粉やストレス)に過敏に反応しやすくなります。
ここで大切にしてほしいのは、「つらくて、がんばっている自分」を認めること。
「このくらいで弱音を吐いちゃだめ」「薬に頼るなんて情けない」
そんなふうに、自分を責める言葉が増えると、症状そのものよりも「自己否定」のほうがつらくなってしまいます。
- 今日は花粉が多い日だから、できることを7割にしておこう
- 調子がいいときにできるだけ進めておいて、つらい日は「保守モード」に
- マスクやメガネ、服装などで「自分を守る準備」をしてから外出する
そんなふうに、「症状がある前提」で一日の計画を立てることも、立派なセルフケアです。


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