結婚がいいものだとは思えない。そんな理由で「結婚しない」という選択をしている女性の声を、ちらほら聞くようになりました。
内閣府の調査でも、35歳〜39歳の女性のおよそ4人に1人が未婚ということがわかっています。「3組に1組は離婚する」なんて聞くと、結婚のハードルは上がってしまうのかもしれません。
一方で、今回ご紹介する医療法人社団SEC新宿駅前クリニックの調査結果によると、8割の既婚女性が、自分の夫は「普通」または「普通以上」と回答していることが判明しました。
そこそこうまくいっている、あるいはうまくいっていると思っている女性は、想像しているよりも多いのかもしれません。
それではいったいどうすれば、結婚生活はうまくいくのでしょうか?
既婚女性を対象にした、結婚相手との出会いや結婚生活についての実態調査から探っていきましょう。
理想の結婚相手とはプライベートで出会う確率が高い?
「結婚相手とどうやって出会いましたか?」「結婚生活がうまくいきそうな出会い方は何だと思いますか?」というふたつの質問から、実際に出会いで多いのは「職場」ながら、既婚者としてはプライベートで自然に知り合う「学生時代の友人」や、同じ時間を共有できる「趣味のサークル」などの出会い方の方が、結婚生活がうまくいきそうだと考える人が多い結果となりました。
公の自分ではなく、プライベートの自分が居心地よいと思える相手の方が、うまくいくということなのかもしれません。また職場で出会ったとしても、共通の趣味や嗜好が合うと、夫婦としても仲良くやっていけるのかもしれません。
一方で、どのような男性が結婚に不向きかを尋ねたところ、次のような意見が多く出ました。
- 浮気癖のある人。束縛の強い人。自分が好きな人。(30代)
- メンタルが弱すぎる人や家事スキルが皆無な人。(40代)
- お金の管理や時間にルーズな人は全てにおいてルーズなので、生活を共にすると苦労が絶えないと思いました。(50代)
結婚前は、性格はもちろん「見た目」も大事
「結婚前、結婚相手の条件に譲れないと思っていたところはどこですか?」という質問に対し、圧倒的な1位は「性格」でしたが、2位に「見た目(顔)」がランクイン。3位以降も「職業」「年収」とシビアな結果が続いています。
理想は、見た目がよくて、性格もよくて、さらに高身長・高学歴・高収入の3拍子が揃った趣味の合う人、ということでしょうか。
また独身時代、出会いや付き合いで苦労したところについては、次のような意見が多く出ました。
- 出会いがなかったのが一番苦労しました。(30代)
- 休みが合わない職業だったので、一緒に過ごす時間をつくるのが大変だった。(30代)
- 20代後半は、女性は結婚を意識する年齢ですが、男性はまだまだ結婚を意識していない年齢です。同年代と付き合うと結婚に対する意識の差を感じました。(20代)
やっぱり結婚に一番大事なのは性格
「結婚に重要でなかったところ」を聞いた質問には、結婚前に重要視していてた「見た目(顔)」や「身長」は、結婚生活と関係ないと感じる人が多い結果に。特に「見た目(顔)は回答者の1/4以上が重要ではなかったと回答しています。
その一方で、「結婚に一番重要だったところ」は、やはり「性格」が圧倒的に一番大事、2位は「年収」という結果になりました。
また、既婚女性が結婚に後悔や失敗を感じていることとして、次のような意見が多く出ました。
- 結婚してすぐ家計簿を共有すればよかった。新婚のときはなかなかお金の話がしにくかったので出来ませんでした。早いうちから金銭感覚を共有して、しっかり貯金しておきたかったです。(30代)
- 転勤が多い部分です。楽観的に考えていましたが、子どもが産まれると引っ越すことがこんなにも大変だとは思いませんでした。(30代)
- 家事をほぼ手伝ってくれないところ。ここは独身の時から確認しとけばよかったなと感じています。(30代)