こんにちは、垣屋美智子です。きょうは、「仕事に成功する・仕事ができると思う人はどういう人ですか?」というご質問と「仕事と家事の両立ができず悩んでいます。普段手を抜くことはできますか?」といったご質問にお答えしました。
仕事で成功するにはどうしたらいいの?
まずは、仕事ができる人や成功する人について。「成功する」の定義はまちまちだと思いますが、共通していえることといえば、「慕われ力」だと思います。
たとえば、社会的に成功している経営者の方と話すと、やはりその人の突破力とかビジネスセンスに加え、人がついてきたくなる慕われ力があるなと思います。
また、わかりやすい結果を残していないけれど、大企業などで偉くなっている人も、上司や経営層など一定の人には慕われた=評価されたので、やはり慕われ力があるといえると思います。
逆に威厳ばかり出して、あまりやさしくない人というのは非常にとっつきにくいですし、短期的には偉そうな態度で結果も出し、効果が出ると思いますが、長期的にみるとそうでもないと思います。
私のソニー時代の上司で、いまはある上場企業のナンバー2をされている方は、まったく偉ぶらないので昔からフレンドリーに接していましたが、業界内では非常に偉い方です。そういうイメージを全く感じさせずに、人を紹介をすると普通にお礼メッセージをいただいたり、気さくです。
ただ、そういう当たり前の感覚で年齢、性別問わず、誰にでもフェアに接している方のほうが、案外成功していたりします。
いつどこで誰と仕事をすることになるかわからないから
私が外資系金融で働いていたころに上司にいわれたのが、「誰にでもやさしく」です。自分のポジションが永遠に続くわけではなく、また、同僚が明日から顧客になるなんてこともあるから、誰にでも自分のポジションを武器に偉そうに振る舞うのでなく、優しくしなさいという話です。
実際こういうことは現実にも起こり、嫌な態度で有名だった顧客が解雇され、私のいるチームの採用面接を受けにきて、チーム一致で不採用としたこともありました。
特に個人でも転職や独立が増える世のなかにおいては、いつどこで誰と仕事をもう1度共にするかわかりません。そういった意味でも「慕われ力」は重要になってくると思います。