板前歴23年の元料理人、佐藤です。きょうは「トマトのホール缶を使ったエビ料理」を伝授します。
トマトのホール缶は、生のトマトみたいに湯剥きなど面倒な手間がかかりません。フタを開缶すればそのまま、すぐ使用可能。パスタ、スープ、リゾット、炒め物、鍋…さまざまな用途で使えます。
「煮込むだけ」の簡単レシピ
今回私が伝授する「トマト缶を使った料理」は、煮込み料理。剥いたエビとホウレン草、玉ネギをささっとオリーブオイルで炒め、ホールトマト缶をドロッと入れて、スイートチリソースで味をつけ、煮込むだけ。
水溶き片栗粉でとろみをつけるなど、面倒なことはしません。トマト缶の自然なとろみで美味しくいただけます。
用意するもの
「ちょい辛エビ料理」の材料
- エビ(小):100g(10〜12尾)
- ホウレン草:1/2束
- 玉ネギ:1/4個
- 白ネギ:30g
- オリーブオイル(サラダ油でも可):大さじ1
トマトチリソースの材料
- ホールトマト:1/2缶
- スイートチリソース:大さじ2杯(30cc)
- 塩、コショウ:少々
「トマト缶で作るちょい辛エビ料理」
1.白ネギは、綺麗に洗った後、根元から4cm(約30g)切り落とします。それを縦4等分に切り、細く刻みます。
2.玉ネギは皮を剥いて、1/4個を8mm厚に切ります。写真は、1/2個。使うのは1/4個分です。
3.ホウレン草は根元を切り落とし、流水で洗い、水気をきったら、4cm幅に切ります。
4.エビを切ります。まず尾を残して、皮をぐる剥きにしてください。写真のように「エビ」をくの字に曲げた状態でまな板に置き、背の方から厚みが均等になるところを狙って切り込みます。
身の1番太いところと、尾に近い細い身のところは完全になかまで切れてない状態になります。身の真んなかは、ギリギリまで切り込んでください。
ちょっとわかりにくいですが、写真のうえのエビ2つのように身の太い部分がつながった状態になるように切ってください。
エビをこの切り方にすると、熱を通したとき、身が綺麗に開いて美味しそうに見えます。