こんにちは。HSPアドバイザーのRyotaです。
きょうは、強度のHSPである私が運営するメルマガ「【HSPの教科書】HSPアドバイザーが教えるHSPの生き方・働き方&質問回答集」のなかから、繊細で傷つきやすい気質を持つ「HSP」の方が抱えがちな「仕事上の悩み」についての対策を中心にお答えしていきます。
今回の内容は…
- HSPを苦しめる「小さなダメ出しをする人の心理」
- 「自分の仕事」を持つうえで考えてほしいこと
- HSPの「気疲れチェックシート」
- HSP、HSS型を潰すクラッシャー上司に要注意
- 「すべての人を幸せにしたい」HSEの苦しさの解消法
この記事は「HSP診断でHSPだとわかった人」向けに情報を提供しています。ご自分がHSPかどうかわからない方は、サイト『ココヨワ』のHSP診断をしたあとにご覧ください。
HSPを苦しめる「小さなダメ出しをする人」の心理
干渉的な人。小言ばかりいう人…。そういう人が教育者だったりして、疲れ果てちゃうHSPさんがいらっしゃいます。
この場合の小言とは本当にどうでもいいこと。お箸の持ち方がおかしい、動作ひとつにも指摘が入る持ち物、さらにはプライベートが気に食わないetc…。
いわゆる「お局さん」と呼ばれる人たちをイメージすると当てはまります。小言の原因となる行動は仕事に影響しません。あなたの髪留めが黒だろうがピンクだろうが、それはどうでもいい話です。でも、そんなどうでもいいことを「どうでもいい」と思えないのがダメ出しをしてくる人たち。
このタイプの人たちは子どもの心理を持っています。子どもは細かいことにこだわります。親がフォークを取ってくれたら、「自分でフォークを取って来たかった」と怒るように…。
小さなことにこだわる人は、その小さなことで不機嫌になってしまうんです。そして「気に食わない」と小言をいうんです。いわないと機嫌が収まらないのです。
これって姑問題にも似ています。本当はそうじゃないことを十分わかっているけど、手塩にかけた息子が「取られた」と思ってしまう。「あなたより私の方が息子を知っている」「こんなことに息子はこだわりがあるけど、知ってた?」といわなければ気が収まらない。
そういうことでマウントを取りたがるんです。
人にはそれぞれ違った価値観があります。でもマウンティングをする人は、「社会人だから知っていて当然」「こうして当然」という正義であなたを苦しめます。大人だから小言に理由をつける知識があるからです。
心が子どもなのだから、甘えを満たしてくれる人にはとことん笑顔です。だからお世辞に弱いし自分の心の都合を満たしてくれる人には優しくなります。
このタイプの方は基本的にあなたのことが「気に食わない」んです。あなたがどれだけ態度を変え、相手の指示通りにしても違う指摘が飛んでくるばかり。
対処法としては以下のふたつが考えられます。
- しっかりと自分を持つこと
- 心理的に健康であること
このタイプの人が上司など権力のある人だと正直言って悪い環境になります…。しかし、同程度の人、たとえば同僚や先輩程度でしたら、しっかり自分を持つことで対処できます。
相手からすれば、何をしても機嫌が満たされない。そのうちに爆発するでしょうが、それは本人の問題です。それぞれ仕事上絶対に必要な行動ではないためです。
自分の機嫌や甘えが満たせないと、相手はサっと引いていきます。そして別の対象を探しにいくんです。もちろん問題はいろいろあるでしょうが…基本的には上記ふたつが必要とお考えください。