こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。
「美容大国」としても知られる韓国。年々進化している韓国コスメは、世界中で大人気!最近では、おしゃれなパッケージのサステナブルなコスメも数多く誕生しています。また日々のケアに留まらず、「美容整形」をすることのハードルが低いのも、韓国美容の特徴です。
きょうは、いまどき韓国人の整形についての考え方や、韓国の整形事情をご紹介します。
二重整形は整形じゃない?
韓国人は日本人と比べると、整形することのハードルが低く、整形した人に対しても寛容です。
多くの韓国人は「二重整形は整形に入らない」といい、基本的に必要なら“みんなしている”といっても過言ではありません。
私の日本語教室に通う女性たちは、整形したことを隠すことなく話します。60代の女性も、50歳のときに二重整形したことを打ち明けてくれました。
実は私の目は、片方が一重で片方が二重。「せっかく韓国に来ているし、整形しようかな?」と何人かの韓国人に何気なく話したところ、整形に関するさまざまな情報を懇切丁寧に教えてくれました。おかげで韓国国内のよい病院は、だいたい頭に入っています。
日本語教室の生徒たち曰く、「韓国人の感覚では、鼻のプロテーゼ、あごの手術、おでこの手術など、全身麻酔をつかうような施術からが整形にカウントされる」とのこと。
韓国もいま学校が夏休み期間なので、この期間に二重整形する学生も多いといいます。いま教えている中学生の生徒も、夏休み中に整形するため、カウンセリングに行ってきたそうです。これまでにも、授業をするなかで「あれ?先週と顔が違うぞ?」なんてこともありました。
日本=なりたい顔、韓国=自分に合う顔
日本で整形のカウンセリングをするとき、「誰みたいな顔になりたいですか?」と尋ねると聞いたことがあります。
もちろん韓国の美容クリニックも患者の希望に沿って施術をしますが、基本的に自分の顔に合わせた、美しいパーツを作りたいと考える人が多いです。
前回の記事で、「日本人女性は、メイクにしろ、ファッションにしろ、自分が好きなもの身に着ける人が多く、韓国人女性は、自分には何が似合うのか、どのような化粧をするともっと自分を生かせるか、などにポイントを置く人が多い」と書きましたが、これは整形に求めるものについてもいえます。
韓国では整形のカウンセリングをする際、「誰みたいになりたいか」ではなく、医師がおすすめしてくれる、「自分に似合いそうなサンプル」の中から選ぶそうです。