こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。
私は日本語教師という仕事を通して、日本語を勉強している人たちに多く携わってきました。
趣味で日本語を勉強している人はもちろん、日系企業や日本と取引のある韓国企業で働くビジネスマンや日本進出を目指す芸能人は、本当に一生懸命に日本語を勉強するので、教えているこちらが想像した以上のスピードで日本語が上達することは珍しくありません。
きょうは、そんな私が見た、「日本語が上手だと感じる韓国人の芸能人」を3名ご紹介します。いずれも日本で活躍する人物ですよ。
日本語が上手な韓国人芸能人3選
1.BoAさん
2001年の日本デビュー以来、多くのヒット曲を出してきたBoA(ボア)さん。
デビュー当時のBoAさんは、なんと14歳!日本で初めてのテレビ出演が、ダウンタウンとの共演だったことは有名な話です。
日本にいたときには気づかなかったのですが、いま日本語教師として見てみると、BoAさんの日本語のレベルはかなり高いものです。
発音や単語の量の次元ではなく、日本語を話しているときと韓国語を話しているときの雰囲気がまったく違うのです。
BoAさんが日本でデビューした当初、若い女性はちょっと気だるそうなタメ語で、少しおバカっぽく話すのが流行っていました。BoAさんはそれを真似て、時代に合った日本語を完成させたんだと思います。
韓国語で話しているときのBoAさんは、昔から日本語を話すときより大人っぽいです。
みなさんの中には、「BoAは日本で活動していたんだから、日本語が上手になって当たり前じゃん!」と思う方もいるかもしれません。
しかしBoAさんは、基本的な日本語は韓国で学んできました。また日本で暮らしている間も、まわりにいるスタッフは全員韓国人だったので、日本語に触れる時間はかなり少なかったはずです。ここまでの日本語を習得できたのは、本人の努力の賜物でしょう。
それも、ただ外国語を話すだけだけではなく、時代やまわりに合わせながら話せるなんてすごいなあ、と思います。
以前と比べると、日本での活動が減ってしまったBoAさん。現在は、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントの取締役に就任し、後輩たちの教育に力を入れているようです。
もちろん自身の歌手活動も行っています。最新の曲はこちらでチェックしてくださいね。