こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国のいまを切り取り、生の情報をお届けしています。
コロナ禍の韓国で日本食がブームに?
実はいまコロナ禍の韓国で、日本食がちょっとしたブームになっています。
筆者が韓国に来た3年前から、韓国では本格的なものからカジュアルなものまで幅広い日本食を楽しむことができました。日本の回転寿司チェーン「スシロー」は韓国にもあります。日本で食べるよりも少し値段は高いですが…。
もともと韓国人に愛されていた日本食ですが、コロナ禍で以前にも増して需要が高まっています。それも、「ひつまぶし」や目の前で揚げてくれる「天ぷら」、「こだわりの○○」など、高級な日本食が人気です。
筆者考えでは、この理由は大きく3つあると思います。
1.日本に旅行に行けないから
韓国人に日本食マニアは結構多いんです。筆者の日本語教室の生徒さんも、以前は「おいしい寿司が食べたい!」という理由だけでチケットを取り、わざわざ日本に寿司を食べに行っていたそう。
日本の本当においしい店はガイドブックにまとめられていますし、マニアが集う掲示板には頻繁に新しい情報がアップロードされています。日本食に精通した舌の肥えた韓国人は、かなり多くいるのです。
彼らのなかには「本当においしいものは日本にある」と考える人が多く、これまで韓国にある日本食にはあまり注目していない印象でした。
しかしいまは気軽に日本には行けません。そこで、このような日本食をよく知っている人たちからの需要が高まり、それに応じるように「本物の日本の味」を提供する店が増えていったのではないかと思います。最近は高級志向の日本料理店をよく見かけるようになりました。
マニアではなくても旅行に行けない分、「日本の雰囲気を味わいたい」考える人も多く、どの店にもいつも多くの人が並んでいます。
筆者の自宅近所にも日本風のちょっぴりお高い天丼屋さんができたので行ってみたのですが、平日のお昼にも関わらず、長蛇の列ができていました。待つのが大嫌いな韓国人がここまでするなんて…!と日本食がいまブームであることを肌で感じました。