こんにちは、山口りかです。
クリスマス、大晦日、お正月と、楽しい行事が多いように感じる年末年始ですが、コロナ禍が長期化し、「生きづらさ」を感じる子どもたちが増えていると言われています。
文部科学省が発表した「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」によると、昨年から今年にかけて、小学校・中学校・高校などの児童・生徒の自殺者数が過去最多を更新しました。
学校や家庭でのコミュニケーション不足、感染予防のためのマスク着用、行事の中止や行動制限など、生活環境や家族関係の変化が原因と考えられます。
「生きづらさ」を感じているのは、子どもだけでなく、大人にも当てはまりますよね。ではどうしたら、大人も子どもも、前向きに毎日を過ごせるようになるのでしょうか。
きょうは、そのヒントになるクリスマス絵本をご紹介します。
『サンタクロースっているんでしょうか?』
- 東 逸子(絵)、中村 妙子(翻訳)
- 1997年12月5日発行
- 偕成社
- Amazon詳細ページ
内容紹介<Amazonより抜粋>
「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」
8歳の女の子の質問に、ぴたりと答えた人がいます。
1897年のアメリカのニューヨーク・サンという新聞に、投書に答える形で掲載され、いまも語り継がれる名社説を訳した本。
目に見えないもの、心の大切さを語りかける、大人にもぜひ読んでほしい作品です。
生きづらさを手放し、前向きに生きるために必要な事のひとつは、自己肯定感を高くすることです。
自己肯定感という言葉を目にしたことがある人は多いと思います。では、自己肯定感が高いとは、どのようなことでしょうか。自己肯定感とは、“ありのままの自分を肯定する感覚”です。
立命館大学名誉教授で、臨床心理学者の高垣忠一郎さんによると、自己肯定感の高さにつながるのは、「自尊感情(自分には価値があると思える感覚)」や、「自己受容感(ありのままの自分を認める感覚)」などの感覚が充実していることだそうです。
ではどうしたら、「自尊感情」と「自己受容感」が充実している、「自己肯定感が高い状態」になると思いますか?
そのヒントになるのは、きょうご紹介している絵本、『サンタクロースっているんでしょうか?』です。