みなさんこんにちは。韓国に暮らして14年、私は現在ソウルで留学生対象にシェアハウスを運営しています。
2週間の日本滞在を終えて、韓国に戻って来ました。普段は韓国の生活に慣れてしまっているのですが、一時帰国すると韓国と日本の違いを感じます。
日本人なので、「やっぱり日本はいいな~」と思いますが、「韓国みたいになったらもっとよくなるのにな」と思うこともあります。
冬の暖房「オンドル」
韓国の冬の暖房と言えば、「オンドル」です。韓国の住宅は、必ずオンドルが備わっています。
オンドルは、いわゆる床暖房です。床下にパイプが敷き詰められており、そのパイプにお湯が流れ込むことによって部屋全体を温めます。
タイマーとお湯の温度をセットしておくと、定期的にガスボイラーが稼働、床下のパイプのお湯を温め直してくれるため、家のなかは24時間暖かいです。
韓国の冬は気温が氷点下10度以下に下がることも多いのですが、オンドルのおかげで氷点下の外から帰宅しても家のなかは暖かくて天国です。
私は日本よりも韓国で過ごすの冬の方が過ごしやすいと感じます。
交通費が安い
今年、ソウル地下鉄の運賃が1250ウォン(約130円)から1550ウォン(約160円)へ値上げされることになりました。
私がソウルに来たときは運賃が1000ウォン(約100円)程度だったのに比べるとかなり値上がりですが、それでも日本の地下鉄や鉄道の乗車賃に比べたら安いと思います。
また、韓国では高速バスの運賃も安いです。ソウルからプサンまでは400キロほどで、高速バス運賃は2万ウォン(2000円)台から4万ウォン(4000円)台です。この距離でのこの価格はやはり安い方だと思います。
韓国ではソウル市内だけでなく、全国にバス路線が多く、長距離でも鉄道や飛行機より、バスを利用する人が非常に多いです。
韓国ドラマを見ていても深夜バスや、高速バスのシーンがよく出てきますよね。最近はバスの座席もかなりグレードアップし、かなり快適になっているようです。
乗り換え割引がお得
韓国では交通費が安いだけではなく、さらに乗り換え割引というのがあります。
日本なら地下鉄を降りてバスに乗り換える場合、また運賃を払わなければなりませんが、韓国は条件付きで乗り換え後の運賃が無料になります。
- T-moneyという交通カードを使用
- 30分以内の乗り換え
が条件になります。
たとえば、地下鉄で30分ほど移動し、さらに20分ほどバスに乗るとします。この乗り換え割り歩引きの場合、地下鉄を降りてから30分以内にバスへ乗り換えれば、追加料金は請求されません。
これは「バスから異なる番号のバスへの乗り換え」「地下鉄からバス」「バスから地下鉄」「地下鉄から異なる路線の鉄道」などにも適用します。
私はこの安い交通費と「乗り換え割引」にすっかり慣れてしまっているので、日本滞在時に地下鉄やバスに乗ると、交通費の高さに驚いてしまいます。