こんにちは、在韓日本人ライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお送りしています。
韓国は6月末から本格的な梅雨入りが始まり、じめじめした毎日です。日本ではこの時期から、においケアのアイテムがドラッグストアなどで目に入りますよね。
今回は、韓国人のにおいケアについてご紹介。
韓国と日本の文化や習慣の違いから、「韓国人が汗のにおいを気にしない」と言われる理由、そして韓国で人気のにおいケアシリーズまで、興味深い情報をお届けします。
韓国と日本のにおいへの認識の違い
まず、韓国と日本のにおいへの認識の違いについて考えてみましょう。
韓国では、「汗」のにおいを強く意識する人があまりいないと感じます。
実際、きょう韓国の薬局やオリーブヤングに行ってみたのですが、汗関連の商品を見ることができなかったです。
一方、日本では汗のにおいに対する敏感さがあり、消臭商品や制汗剤が広く普及していますよね。
この違いは、文化や気候、食文化などさまざまな要素によるものと言われています。
実は、韓国人がなぜ汗のにおいを気にしないのかについて、研究結果が出ているんです。
韓国の研究チームが行った調査によると、韓国人の体質には、アポクリン汗腺の分泌物に含まれる臭いを抑える成分が多く含まれていることがわかりました。(参考:韓国日刊新聞「中央日報」)
これにより、韓国人は日本人やほかの人種に比べて、汗のにおいが弱いとされています。
韓国人の夫が、「韓国は昔トラがいたからにおいが強い人はみんな食べられちゃったんだよ」なんて言っていたのを冗談だと聞き流していたのですが、あながち嘘でもないのかもしれません。実際、韓国の昔の家にはトラよけの石で作られた塀があります。
韓国人はキムチやニンニクをたくさん食べているのですが、韓国に住んでいると周りの韓国人からにおいを感じず、自分からも臭わない感じがして、「キムチを食べてもニンニクを食べても臭わない!すごい!」なんて思っていました。
しかし日本に帰ったとき、妹から「キムチのにおいがする。空港で食べてきたの?」と言われたので、「においがしない」というよりは「みんな食べるので気にならなかった」のかもしれません。
韓国人はどんなニオイケアをする?
さて、次に韓国で人気のにおいケアシリーズについてご紹介します。
韓国のにおいケアと言えば、歯磨きが一番にあがります。韓国は汗には関心がなくても、口臭はかなり気にしている人が多いです。
コーヒーや簡単なお菓子を食べた後でも歯磨きしたり、ガムを常備していたりする人が多いです。
あまり関係ない話かもしれませんが、韓国は歯のスケーリング(プラークと歯石を除去すること)が年に2回まで国の保険で無料で受けられます。
歯の治療は日本より高いですが、予防に関しては安い韓国です。
このように、韓国では汗よりもほかのにおいの方が重要視されているような印象があります。この記事を書きながら、そろそろスケーリングの予約をしなきゃと思い出しました。
- image by:Shutterstock
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。