日本から飛行機でわずか2時間弱。時差もなく、日帰りもできてしまうほど近い韓国。
コロナ禍が終わり自由に海外を行き来できるようになったいま、韓国が日本人の海外旅先としてとても人気だそうです。
近いとは言っても、韓国は海外。日本とは違うこと、旅行中に注意したいこともあります。
キャッシュレス化が進む韓国
韓国は日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。クレジットカードやデビットカード(韓国では「チェックカード」と呼びます)の保有率が圧倒的に高いです。
韓国人の知り合いと食事をするときも、現金を出す人はまずいません。私もいまや財布は持ち歩かなくなり、会計はすべてキャッシュレスで済ませています。
またコロナ禍中、レストラン、カフェなどでは「キヨスク」と呼ばれる無人の事前決済機が一気に導入されました。
この「キヨスク」の一部の機器では現金使用不可な場合もあり、現金だけでは不便に感じられるときもあるかもしれません。
ただ、キヨスクは韓国語表示のほか、英語表示でも操作可能。なかには日本語表示も可能な機械もあるので、韓国語ができなくても「何が何だか全く理解できない」ということは避けられそうです。
最近は現金での支払いが不可になり始めているバスも増えていますので、バスで移動を考えている人は注意!
バスや地下鉄、タクシーなどの交通機関を使用することが多くなりそうな場合は、交通系ICカード「Tmoneyカード」がおすすめです。日本の交通系ICカードと同じような機能で、コンビニや駅で外国人でも簡単に購入できます。
コンビニ、マート、フランチャイズのカフェや自動販売機などはTmoneyカードで決済が可能です。ただ、Tmoneyカードがすべてのお店で使用できるわけではありません。
そうなると「日本のクレジットカードを使用するのが一番シンプルで楽だ!!と考える人が多いかと思います。
が、知り合いの銀行員に聞いたところ、実は「日本のクレジットカードを海外で使用する際に適用される為替レートはかなり悪い」そうなのです。
また日本人の知り合いのなかには、「韓国留学中に日本のクレジットカードを使用したらスキミングにあった」という人も数名いました。
なので、もし時間に余裕があれば、Tmoneyカードに加えて、旅行客でもパスポートだけで作れるプリペイドカードを作って、両替したお金をチャージすることもおすすめします。
空港や明洞などの有名観光地、主要地下鉄駅や、主要ホテルなどにカード発行機が設置されていますし、出発前に事前にアプリで予約すれば、韓国の空港で受取できるそうです。便利ですよね。
ちなみにもうひとつ重要なことを。
韓国のコンビニでTmoneyカードにお金をチャージするときに、英語だから通じると思い「チャージ」という単語使ってはいけません。
実は韓国語で「チャージ」とは、男性の身体のあの部分を意味するのです。
韓国のコンビニなどで「Tマネー」を「チャージ」してくださいと店員さんに伝えるときは、必ず「充電」という意味の「チュンジョン」という単語を使いましょう。
道がぼこぼこ。階段や坂道が多い!
韓国の地下鉄駅はエレベーターが設置されてない出口が多く、あったとしても反対側の出口でかなり遠回りをしなければいけないことがしばしば。
地上に出ても坂道や階段が多く、坂道で大変そうにスーツケースを押している観光客をよく見かけます。
また、平地でも道の舗装がきちんとされてないことも多く、スーツケースの車輪が引っかかってスムーズに前に進めなかったりすることも…。
そんなこんなでホテルについたらもうクタクタ、なんてことも多いのではないでしょうか。
これについては注意するというよりは、歩きやすい靴で来る、空港リムジンバス乗り場や地下鉄駅出口の近くのアクセスのよいホテルを予約するなどして、事前に備えるのをおすすめします!
- image by:DiegoMariottini/Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。