離婚した夫婦にアンケート・インタビューを実施すると、「そういえば、こんなことしなかったな」という共通点がありました。
離婚した夫婦がやっていなかったことを知れば、夫婦仲が冷めきったり、離婚に進んだりするのを避けられるかもしれませんね。
今回は、「離婚した夫婦がやらなかった5つの行動」をご紹介します。もっと夫婦仲を深めたいというときに参考にしてみてくださいね。
言葉でのコミュニケーション
「元夫とはあまり会話をしませんでした。毎日当たり障りのない話しかしなかったので、彼の仕事の愚痴とか、日常で何があったかとか、何も知りません。私も話さなかったですね…話したのは子どものことくらい。別れるとき、私たちってお互いのこと何も知らないんだなと初めて気づきました」(38歳/女性)
「レスでもなんでもなかったけど、言葉で愛を伝えあうことはなかったかな。ただ欲求を満たして満足して終わりって感じで…言葉で愛を伝えあうこととかはありませんでした。そういえば名前を呼ばれたことも、好きだよと言われたことも、結婚してから全然ないかも。欲を解消するだけの相手になってたんですね」(40歳/女性)
「夫と会話なんてしばらくしてません。結婚してしばらく経てば、夫婦ってこんなもんなのかなって思ってました。でも…会話がなさ過ぎてすれ違いになってしまったんですよね。いつしか心の距離も離れてしまいました」(35歳/女性)
結婚して長い間一緒に過ごしていると「何も言わなくてもわかるだろう」ということが増え、言葉のコミュニケーションが減ってしまう夫婦は少なくありません。
また子育てや家事、仕事の疲れなどで忙しく、必要最低限の会話しかしなくなるという夫婦も多いでしょう。
そうしたコミュニケーション不足が夫婦の関わり不足につながってしまい、結果すれ違いが生まれ、離婚につながってしまうのかもしれませんね。
記念日をお祝いしない
「結婚して3年目くらいまではお祝いしていましたが、いつしか結婚記念日なんて忘れてお祝いしなくなってしまいましたね。それがよくなかったのかもしれません。どうせ私たちなんてもうこんなもんだよねと思っていたら、夫に『君はもう俺と結婚した理由とか忘れちゃったでしょ』と言われました。それが離婚のきっかけでしたね」(39歳/女性)
「記念日を祝うのなんて付き合っているカップルくらいだろうと思って、結婚してから結婚記念日はずっと祝ってきませんでした。妻は覚えててくれてたんですけど、俺はそういうのもうよくない?と思ってスルーしてたんです。それがよくなかったみたいですね」(37歳/男性)
「子どもの誕生日とクリスマス以外、イベントごとは特にお祝いしてませんでした。妻の誕生日も、子どもに言われて気がついて『そういえばおめでとう』っていうくらい。それが続いていたら、妻に不倫されてしまいました。何も言わなくても愛情って伝わってると思ってたんですけどね」(35歳/男性)
長い期間一緒にいると、つい記念日や誕生日は忘れてしまいがち。しかしそうした細かな記念日を覚えているかどうかが、夫婦の愛の証明にもなるのかもしれません。
特に結婚記念日は、夫婦にとって家族になった大切な日。プレゼントは用意できなくても、「これからもよろしくね」と声をかけるくらいはしたほうが、夫婦の愛を証明し続けられるでしょう。