私たちの爪をきれいにしてくれるネイルアーティスト・ネイリスト。
「毎月ネイルサロンに通ってお手入れしている」という人も少なくないでしょう。
今回は、そんなネイリストたちにどんな客が嫌われるのか、嫌な客だと思うのかを聞いてみました。
自分は当てはまっていないかどうか、参考にしてみてくださいね!
遅刻や直前のキャンセル
「ネイルのお店に限らず、どこのお店でも遅刻って歓迎されませんよね。こちらは予約が何件も入ってて、一人ひとり時間を決めてスケジューリングしているんです。遅刻されてしまうとそのあとのお客さまの施術に影響が出てしまいます」(22歳/東京都)
「お客さまの施術に最大限集中できるように準備しているのに、直前にキャンセルされてしまうのはかなり迷惑です。ほかのお客さまを断ることだってあるのに…お店にとっても大きな損失です。やむを得ない事情はあるかもしれませんが、直前ではなくわかった時点で教えてほしいです」(26歳/神奈川県)
「1回、電車の遅延で10分ほど遅刻してきたお客さま。電車の遅延は仕方ないので私たちも何も思っていませんでしたが、それから毎回電車の遅延で10分、15分、20分…と遅刻常習になってしまい…。店長が指摘したところぱったりと来なくなりましたが、すっごく嫌でしたね」(29歳/北海道)
ネイルサロンの予約時間を守らず遅刻してきたり、直前になってキャンセルしたりというのは絶対にNG!
お店は予約時間に合わせて準備をしていますし、次の予約も入っているので、大きな迷惑となってしまいます。
なお「無断キャンセルは出禁にしたい」というネイリストさんもいらっしゃいました。時間を守って足を運ぶ、キャンセルの場合は早めに連絡するなど、最低限のルールは守るようにしましょう。
やりたいネイルが全然決まらない
「ネイルのデザインを決めずにくるお客さまは珍しくありませんが、こちらが何を提案しても『う~ん』ばかりでぜんっぜん決まらないお客様は非常に困ります。以前、30分もデザイン選びに悩んでいたお客さまがいました。施術時間に影響するので、自分が優柔不断なのがわかっているのなら、ある程度のイメージは決めてきてほしいです」(32歳/徳島県)
「『こんな雰囲気のネイルがしたいです』と話してから、すっごい時間がかかる人…。色・模様・ラメ・ストーンの位置、すべてにおいて『うーん』と悩み、こちらが提案しても『いや、でも…』と悩み、全然デザインが決まらない人は嫌ですね。施術時間の枠って決まってるので、ちょっと考えてほしいです」(24歳/大阪府)
「最初持ち込みネイルで予約していたお客さま。スタッフ作成ネイルに興味を持ってくださって『やっぱりそっちにしようかな』と言っていたのですが、そこからがまぁ長かった…。5種類ほどのネイルデザインでなんと30分も悩み、最終的に持ち込みネイルにするという…しかも時間のかかるデザインだったので、かなりの時間オーバー。そのあと予約のお客様が入っていなくてよかったのですが、予約が入っていることもあるので気をつけてほしいです」(32歳/徳島県)
ネイリストさんにお任せしたい、当日ネイリストさんと相談してデザインを決めたい、という人は少なくないでしょう。
しかし迷いすぎてしまうとかえって迷惑になるので、優柔不断という自覚がある人はある程度方向性をまとめてから足を運ぶのがおすすめです。
施術時間は次の予約に合わせて決まっていることがほとんど。デザイン選びに時間をかけすぎると、施術時間が短くなってしまいますし、お店側にとっては迷惑ですよね。
終わってから「違う」と文句を言う
「ネイル中は、硬化前にだいたい『この色で問題ありませんか?』『この位置でいいですか?』と聞いています。硬化してしまうとオフするのが大変だからです。なのに硬化してから『やっぱり色が違う』などと文句を言うのはやめてください…簡単に戻れるわけではないのを理解してほしいです」(29歳/埼玉県)
「施術中、色やデザインについて確認するたびに『完璧!いい感じ!』と言ってくださってたお客さま。いざ施術が終わり、ネイルを見て一言『最初に伝えたイメージとちょっと違う』って…。さっき完璧って言ってたよね、とモヤモヤ。しかもサイトに『イメージと違いました』って口コミまで書かれて…いまでも思い出すたびにイライラしますね」(31歳/北海道)
「施術後にイメージと違うだとか、色がオーダーと違う、ほこりが入ってる、デザインを変えてほしかった…もっと早く言ってよ!と思いますね。もちろんこちらのミスであれば誠心誠意対応しますが、施術中に確認してもご指摘がないとか、あきらかに施術後の心変わりだろ…とわかる場合は、もう二度と対応したくないなと思ってしまいます」(23歳/東京都)
施術中にイメージと違う、と少しでも感じたら早めに伝えるようにしましょう。
特にネイリストに「イメージと合っていますか?」と質問されたときは、しっかり色味を確認し、素直な意見を伝えることが大切です。
色味は太陽光と室内の電気で違って見える場合もあるので注意しましょう。
あとから「やっぱり違った」と言うと、ネイリストに嫌だなぁ…と思われてしまいますよ。
手や爪が汚い・グリーンネイル
「お客さまの手に触れて施術を行う仕事なので、どうしても不潔なお客様には嫌悪感を感じてしまいます…。爪の間に垢が溜まっていたり、昼に食べたのであろうポテトなどの食べ物でべたべたしていたり…最低限手を洗ってくるのってマナーだと思います」(24歳/東京都)
「グリーンネイルのお客さまは施術をお断りしているのですが、それでも『やって!』と聞かないときは嫌だなと思います。施術するリスクしかないのに…お店のHPにも『グリーンネイルの場合は施術できません』と明記していても、です。爪のトラブルはネイルサロンで何でも治してもらえるとたまに思っている人がいるのですが、私たちもできることとできないことがありますよ」(28歳/神奈川県)
「ペディキュアの施術の際にとにかく足が臭くて汚くて、耐えられない…ということがありました。一日中お仕事をしてきた後とかでしたら仕方がないと思いますが、もうそのレベルではないほどの悪臭!お客さまに『臭いです』なんて言えないので、こちらは必死に息を止めるしかないですよ…」(30歳/大阪府)
ネイルサロンでは、手指や足指に触れながら施術を行います。そんな指が汚く不潔だったら、触るネイリストにとってはかなり「嫌だな」とストレスに感じてしまうでしょう。
また菌が繁殖し、爪が緑色に変色してしまう「グリーンネイル」になった場合は、ネイルの施術をおやすみするのが一般的。
ネイリストさんも無理やり対応することはできないので、ルールはしっかり守ってくださいね。
施術中に食事やスマホ
「飲食物を勝手に持ち込まれるのが嫌ですね。もちろん出された時点でお断りするのですが、『お腹空いたからちょっとだけ見逃して』と、ぽろぽろ落ちるようなものを食べるのはやめていただきたいです。ほかのお客さまに匂いでご迷惑もおかけしてしまいますし、不衛生です…」(26歳/宮崎県)
「スマホを見るのはいいのですが、リズムゲームをしながら施術を受けるのはやめていただきたいですね。動かれるとずれますし、甘皮処理をしているときだと危ないです。一度TikTok撮影をしだしたお客さまがいてドン引きしました」(23歳/東京都)
「ネイル中くらいスマホから離れてほしいです。ずっとスマホを見ていて、こちらの話が聞こえておらず、質問を何度も無視される…というケースが多々あります。連絡をすぐに確認しなければいけないとかなら大丈夫ですが、こっちの話が聞こえなくなるほどスマホに集中するのはやめてほしいですね」(25歳/京都府)
施術中に喉が渇いたり、お腹が空いたり、どうしてもスマホが気になったり…ということはあるはず。
しかし、お店の迷惑になるような飲食や施術を邪魔するようなスマホの触り方はやめましょう。
ネイルサロンには飲食禁止のところも多いです。「ちょっとくらいいいでしょ」と思うのではなく、サロン側のルールに従ってくださいね。
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