春の訪れとともに始まった新たな生活。入学や就職、部署異動や引っ越しなど、環境の変化に心を弾ませる一方で、「なんだか最近やる気が出ない」「気分が沈みがち」といった気持ちになりやすいのが、ゴールデンウィークが明けたころ。
この時期に発生しやすいことから「五月病」として知られていますよね。
今回は、日本製の健康食品メーカー・大研バイオメディカル株式会社が実施した「五月病の症状と乗り越え方」に関するアンケート調査をもとに、五月病の実態とその対処法について詳しくご紹介します。
約3人に1人が「五月病」を経験

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同社が3,000名を対象に実施した事前調査では、全体の約35%が「五月病を経験したことがある」と回答しています。
決して少数派の悩みではなく、誰にでも起こり得る身近な問題であることが明らかになりました。
「五月病を経験したことがある」と回答した850人の意見から見えてきたリアルな声と傾向を深掘りしていきます。
精神的・身体的の両面で悩まされるかたが多数

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実際に五月病の経験をしたかたは、どのような症状に悩まされたのでしょうか?
最も多くの声が挙がったのは、全体の8割にも及ぶ「やる気が出ない」という症状でした。
4月の新生活が始まり、1カ月頑張ってきた反動が5月に一気に出てしまい、無気力感に襲われるかたが多いようです。
次いで多かった「気分が落ち込む・不安になる」といった精神的な症状に加え、「疲れが取れない」や「寝つけない/眠りが浅い」といった身体的な面でも不調を感じていることがわかっています。
1週間以上続く不調が大半、4人に1人は「1カ月以上」

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「五月病なんて数日で治るだろう」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
「その不調はどのくらいの期間続きましたか?」と聞いた調査によると、不調の継続期間として最も多かったのは「1週間以上〜2週間未満」で、約3割を占めています。
さらに注目すべきは、「1カ月以上続いた」または「現在も続いている」と回答した人が約26%(4人に1人)もいた点です。
軽く見て放置してしまうことで不調が慢性化し、仕事への集中力の低下や対人関係のストレスなど、生活全般に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
「数日で治るから大丈夫だろう」と考えず、五月病の症状を感じた際には、早めのケアを心がけましょう。
乗り越えるために実践された方法とは

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実際に五月病を経験したかたたちに、「五月病を乗り越えるきっかけ・対策になったと思うものを教えてください」と質問してみたところ、セルフケアを中心とした対策が多く挙げられました。
最も多かった回答は、やはり「しっかり休息をとった」という対策法。
休息を取ることは、怠けることではなく、回復のための“戦略的選択”といえるでしょう。
無理に頑張るのをやめたり、何もせずに一日寝て過ごしたり、“立ち止まる勇気”の大切さが伺えます。
疲れやストレスを根本から取り除くには、まずは十分な休養が必要です。
一方で「特に何もしなかったが自然と回復した」と回答したかたも多かったものの、「リラックスできる時間や趣味の時間を増やした」や「運動やストレッチなど体を動かした」「健康習慣(栄養補助食品・サプリメントなど)を取り入れた」といった意見から、日常から健康管理を意識したかたが多いと考えられます。

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今回の調査から、五月病は特別な誰かの問題ではなく、誰にでも起こり得る身近な心身の不調であることがわかりました。
無気力、気分の落ち込み、疲労、不眠など、こういったサインを軽視せず、自分自身の心と体の声に耳を傾けることが、何よりも大切です。
- まずはしっかり休む
- 趣味やリラックスの時間をつくる
- 必要に応じて生活習慣を見直す
こうした「整える習慣」を、日常に少しずつ取り入れてみませんか?
無理に頑張りすぎず、自分に合った方法で、ゆっくりと回復の道を歩んでいきましょう。
今、心や体が「つらい」と感じていたとしたら、それはあなたが弱いのではなく、一生懸命頑張ってきた証拠。
どうか、自分自身をいたわる時間を、少しだけでも取ってあげてください。
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