結婚するには本音で話せることが絶対条件!?
おおお、これは女心大爆発!そんなご相談がありました。
※個人を特定できる内容については一部改変しています。
読者からのご相談
マーチン先生こんにちは。私も相談をお願いします。
今付き合っている彼は41歳で、とても優しく気が利き大好きですが、どうしても気になることがあるのです。それは、彼が本音で接してくれていない気がすることです。
うわべだけのようなLINEが毎日続いてる気がします。会っているときは楽しいし、本音で話せるときもありますが、違和感を感じることが多いです。
私に優しくしすぎて自分の意見はないのか、こちらに合わせて我慢してるんじゃないかと思うことがたくさんあります。
そういうのが苦しくて「もっと言いたいことや、したいことがあったり、嫌なことがあったら言ってくれたら嬉しいな」と伝えるのですが、「あったら言うから大丈夫だよ」とばかり。なんとなく、それが嘘じゃないかと思ってしまいます。
それに、やりすぎの親切は、ありがた迷惑といいますか、かえって気を使ってしまう場合があると思います。
そういった優しさも多くて、「そこまで気を使われると逆に申し訳なくてどうしたらいいかわからないな」と伝えても、「大丈夫、気にすることないから」と言われます。
他には、映画を見たりすると私は自分が感じた印象や思ったことを話すのですが、彼は、「刺激になった、良かった」だけで、具体的な話はしてくれないです。
どんなことに、どんな風に感じる人なのかがわからないときが多いのです。「例えば?」と聞いても、腑に落ちない感じで。
私もだんだん年齢も上がってきて、結婚を意識するようになりました。
でも、結婚するには、お互いが本音で話せることが絶対条件だと思っているのです。
どうしたら、彼が本音を言ってくれるような環境をつくれるのか、もしくは私が彼の言ってることが信じられるようになるのか、今の課題なのです。
普段からもっと気楽に違和感なく本音を言い合えるには、どんなふうに接したらよいでしょうか?
マーチン先生のアドバイスが聞きたいです。よろしくお願いします。
恋愛相談師 マーチン先生からの回答
さて、今回のご相談は、ド派手に女心大爆発!な感じです(笑)
本編で取り上げたのは、さまざまな女心が女性にとっては「うん!わかる、わかる!」となっていると感じたからです。
そこでまず、皆さんもこの話について、自分だったらどう返答するか、考えてみてくださいね。
そして、一番大きな問題点は何なのか(気づけたらすごい!)。その答えはどうなのか、です。
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では、参りましょう!
正論に思えるけれど、実は間違っていること

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はい!では早速、一番大きな問題点からいきましょう。ご相談者さんが勘違いしている、一番大きな問題。それは、こちらです。
結婚するには、お互いが本音で話せることが絶対条件だと思っているのです。
そんなわけないですーっ!!本音で話すことが良いなら、結婚生活は1カ月と持たないのではないでしょうか!?
「ちゃんとドア閉めてよ!」
「なんで洗い物、置きっぱなしなんだよ!」
「昨日の夜は、どこ行ってたの!?」
「なんで最近エッチしてくれないの!?」
これら、全部本音です。これを言うことを絶対条件にしたら、恐ろしいことになるでしょう。
「お互いが本音で話せることが大事」というのは、一見すると超正論に思えます。これについて正しく言うなら、「必要なことが話せること」となります。
つまり、「どうでもいいこと」は言わないし、「重要なことは言う必要がある」です。さらに、重要なことなら、次のように考えることが大事です。
- 「こうなりたい」「こうしていきたい」という目標がある
- そのために、「これを伝えたらどうなるか」を言う前に考える
- 結果がプラスになるなら伝えるし、マイナスになるなら言わない。または、他の伝え方を考える
マーチン論、問題があると思ったときには、それが重要なことなのか、どうでもいいことなのかを考えることが大事、という話があります。
一般的に多くの方はこの判断をしないため、全てを同じように重要だと思ってしまう。結果、すべてを解決しようとしてしまう。
しかし、これが相手に取っては負担になり(当然、自分も求められたら負担になる)、不和の原因になるという話です。
ここまでで、今回の反省点はこのような感じです。
- 結婚するには、お互いが本音で話せることが絶対条件ではない
- なんでも本音で話すのが良いわけではない
- 問題だと感じたときは、重要 or どうでもいいこと、これをまず判断する
では、これに沿って、それぞれを見ていきましょう。
LINEがうわべだけになっていると感じます

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うわべだけのようなLINEが毎日続いてる気がします。会っているときは楽しいし、本音で話せるときもありますが、違和感を感じることが多いです。
LINEは、うわべの話(他愛のない話)で良いのです。まず、この意識を持つことが必要ですね!
さらに「会っているときに本音で話せるときもある」なら、完全にそれで良いです。つまりは本音も話せているわけですし、「会っているときに、毎回本音で話す」方が疲れますから(笑)。
大事なことは、LINEやメールで込み入った話をするべきではない、と知ることです。それは会っているときにしましょう。
この意識がないと、言いたいときに、すぐLINEで言いたいことを言ってケンカになります。
これは便利すぎる現代の弊害です(メール登場前なら100%ないケンカです)。
こうして核戦争(大ゲンカ)をLINEでやってしまい、そこに放射能が充満して(本当にそうなる!)半減期に何カ月、何年もかかることに……という、とんでもない結果を招く事例が何度あったことか…ウルウル。
というわけで、この件は何も問題ありません。問題ないことを、問題だと思っていると、永遠に解決しません。だって問題ないのですから!
だから、「問題ない」と知ることのみが解決法なのです。
「もっと話してほしい」はありがた迷惑

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私に優しくしすぎて自分の意見はないのか、こちらに合わせて我慢してるんじゃないかと思うことがたくさんあります。
ご相談者さんは素直に感謝できない体質のようです。「こんなにも優しくしてくれてありがとう」と感謝して、その分お返しすれば良いのです。これを自覚して、改善することが大事ですね。
「自分の意見はないのか」と勘ぐってしまうのは、自分の価値観を相手に押し付けている感じがします。これが彼の自然体なので、これで良いのです。
前節での話の通り、このご相談者さんは「すべての問題を同じに捉えている」ので、何でも話す方が良いと誤解していました。
でも彼はそうではなく、「本当に必要なこと以外は、言わなくていい」とわかっているのだと思います。
そういうのが苦しくて「もっと言いたいことや、したいことがあったり、嫌なことがあったら言ってくれたら嬉しいな」と伝えるのですが、「あったら言うから大丈夫だよ」とばかり。なんとなく、それが嘘じゃないかと思ってしまいます。
こういったことを言う女性は、割といらっしゃいますよね(笑)。「もっと愚痴ってほしい」というのも典型的です。しかし、これこそ、こちらです!
それに、やりすぎの親切は、ありがた迷惑といいますか
まさに、ありがた迷惑なのです(笑)
言いたいことがあったら言いますし、嫌なことがあっても愚痴らないのが男性全般です。女性の感覚と男性のそれは違いますので、「男女は違う」ことを知って、女心のまま言わないことが大事になります。
また、この話は男性目線では、「女性はそういうことを言ってほしいんだ」と学ぶと良いです。
わざわざ言うほどのことはなくても、たまには意識して言ってあげるのも優しさです。
些細な話……そうですね、例えば「今日、上司にこんなことを言われてムカついた(笑)」といった話など良いでしょう。
「だから何」という落とし所がないので、男心としては話すことではないのですが、そういったものを女心は求めている、ということです。
不要なものを求めていたことを知ろう

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それに、やりすぎの親切は、ありがた迷惑といいますか、かえって気を使ってしまう場合があると思います。
そういった優しさも多くて、「そこまで気を使われると逆に申し訳ないくてどうしたらいいかわからないな」と伝えても、「大丈夫、気にすることないから」と言われます。
ご相談の中には、彼のありがた迷惑の具体例がないので、本当にそうなのか、そう感じているだけなのか、判断がつきませんでした。ただ、これまでの内容から後者である可能性が高いと感じます。
こうして振り返り、ご自身が「不要なものを求めている」ことを知って、楽な付き合い方ができるようになれば良いと思います。そういえば、次の話も「不要なものを求めている」一例です。
他には、映画を見たりすると私は自分が感じた印象や思ったことを話すのですが、彼は、「刺激になった、良かった」だけで、具体的な話はしてくれないです。
どんなことに、どんな風に感じる人なのかがわからないときが多いのです。「例えば?」と聞いても、腑に落ちない感じで。
言いたいことはわかります。特に20代のデートだったら、こういった意見は多いですよね(懐かしい(笑))。
ただ、30代~40代で結婚を意識して……という話であれば、それがあってもなくても問題が起きるわけではない、という視点がほしいところです。
それよりも、映画を一緒に観に行けること。恐らくその前後にご飯も一緒にしていることでしょうから、そういったデートができることに感謝する体質になる方が大事です。
他愛のない自分の当たり前を、お相手に求めないようにしましょう。
何でも言ってもらえるようになるには?

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どうしたら、彼が本音を言ってくれるような環境をつくれるのか、もしくは私が彼の言ってることが信じられるようになるのか、今の課題なのです。
このメルマガを腑に落とせたら、彼の仰ることを信じられるようになるでしょう。
あと、ここで「何でも言ってもらえるようになりたい」という、よくある女心の解決について(男性でも、あれば同じね)。
答えは2つあります。
1つは、ご自身がお相手に沿うレベルにアップすること。
今回では彼は41歳で、ご相談者さんは35歳。年齢だけが原因ではありませんが、本件を50代の僕から見ると、ご相談者さんが「まだまだ子供」に感じます。これだと、彼が仕事で真剣に悩んだとしても言えない可能性が高いです。
- 大事なことと、そうでないことの見極めが自然とできること
- 落ち着いた、腰の座った姿勢を感じられること
こういったことがあれば良いと思います。
もう1つは、高得点の「愛と癒やし」を与えられる女性になることです。男性がこれを目指す場合、尊敬される男になることだと思います。
……ということは、今は愛と癒やしになっていないし、尊敬してもらえていない、ということです(汗)。
現在のご相談者さんだと、彼への不満や疑念がありました。
それは、必ず姿勢として彼に伝わるので、彼にとって100点満点の「愛と癒やし」にはなっていないでしょう。
100点満点と言いましたが、80点以上あれば良い感じになると思いますヨ(今は50点未満ね…………)。
普段からもっと気楽に違和感なく本音を言い合えるには、どんなふうに接したらよいでしょうか? マーチン先生のアドバイスが聞きたいです。よろしくお願いします。
本音を言い合える必要はないこと。
大事なことと、そうでないことの見極めができ、本当に必要なことが言える関係であれば良いこと。
そして普段から、自然に感謝の気持ちが持てること。
そういった姿勢を目指していきましょう。
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