別れた恋人のことが忘れられず、「もう一度やり直せたら…」と考えたことはありませんか。
一度は終わった関係だからこそ、復縁には勇気が必要ですし、行動を起こすべきか迷う人も多いでしょう。
実は、復縁の成功率には世代による違いがあり、行動のタイミングや方法によっても結果が大きく変わってくることが調査から明らかになりました。
チャット占いアプリを提供する株式会社リスミィが、別れた経験がある15歳〜59歳の未婚男女410名を対象に実施した調査では、若い世代ほど復縁に前向きで成功率も高いという興味深い結果が出ています。
調査データをもとに、復縁を成功させる人と失敗する人の違いを詳しく見ていきましょう。
Z世代の半数以上が「復縁したい」と考えている
まず、過去に別れた相手との復縁を真剣に考えた経験があるかを尋ねたところ、世代によって大きな違いが浮き彫りになりました。
調査では15~29歳を「Z世代」、30~44歳を「ミレニアル世代」、45~59歳を「X世代」と定義しています。
世代別の復縁願望
- Z世代:55.7%
- ミレニアル世代:42.9%
- X世代:40.5%
Z世代では過半数を超える55.7%の人が復縁を真剣に検討した経験があると回答しました。
一方で、ミレニアル世代とX世代では4割程度にとどまり、Z世代と比較すると約15ポイントもの開きがあります。
若い世代ほど「一度別れても、もう一度チャンスがあるかもしれない」と前向きに捉える傾向があるようです。
これに対して年齢を重ねた世代では、別れを最終的な決断として受け止め、過去に執着しない姿勢が見られます。
恋愛観の世代差が、このような結果に現れているのでしょう。
「考えるだけ」ではない、Z世代の行動力
復縁したいと思うことと、実際に行動に移すことは別問題です。
では、復縁を考えた人のうち、どれくらいの人が実際に元恋人に連絡を取るなどの行動を起こしたのでしょうか。
復縁を真剣に考えた経験がある人を対象に、実際に何らかの行動を起こしたかを質問したところ、ここでも世代差が鮮明になりました。
世代別の行動率
- Z世代:86.3%
- ミレニアル世代:75.9%
- X世代:61.3%
Z世代では86.3%という高い割合で、復縁に向けた具体的な行動を起こしています。
ミレニアル世代は75.9%、X世代は61.3%と、年齢が上がるほど行動率が下がる傾向が顕著です。Z世代とX世代の間には約25ポイントもの差があります。
若い世代は「思っているだけでは何も変わらない」という考えのもと、とにかく動いてみる傾向が強いようです。
失敗を恐れるよりも、後悔しないために行動する選択をする人が多いのかもしれません。
衝撃の成功率…Z世代の3人に2人が復縁に成功
積極的に行動を起こすZ世代ですが、その結果はどうだったのでしょうか。
復縁に向けて行動を起こした人を対象に、復縁が成功したかを尋ねたところ、驚くべき結果が明らかになりました。
世代別の復縁成功率
- Z世代:66.1%
- ミレニアル世代:42.1%
- X世代:37.1%
なんと、Z世代では66.1%の人が復縁に成功しています。これは実に3人に2人という高い成功率です。
一方、ミレニアル世代は42.1%、X世代は37.1%と、Z世代の半分程度の成功率にとどまっています。
Z世代の成功率はX世代の約1.8倍に達しており、世代間で復縁の結果に大きな開きがあることがわかります。
ここまでの調査結果をまとめると、Z世代は「復縁したいと思う人が多い」「実際に行動する人が多い」「そして成功する人も多い」という三拍子そろった特徴を持っています。
元恋人とのやり直しが、この世代にとっては珍しくない選択肢になっているのかもしれません。