復縁成功のカギは「1週間〜1カ月」のタイミング
では、復縁がうまくいくかどうかには、どのような要素が関係しているのでしょうか。
復縁に向けて行動を起こした人を対象に、別れてから最初の行動までどのくらいの期間を空けたかを質問したところ、成功者と失敗者の間で明確な違いが見られました。
復縁成功者の行動開始時期
- 1週間未満:20.0%
- 1週間〜1カ月未満:40.0%(最多)
- 1ヶ月〜3カ月未満:17.1%
- 3ヶ月〜半年未満:10.0%
- 半年〜1年未満:8.6%
- 1年以上:4.3%
復縁失敗者の行動開始時期
- 1週間未満:25.0%
- 1週間〜1カ月未満:28.1%
- 1カ月〜3カ月未満:18.8%
- 3カ月〜半年未満:9.4%
- 半年〜1年未満:7.8%
- 1年以上:10.9%
復縁に成功した人の40.0%が「1週間〜1カ月未満」に行動を起こしており、これが最も多い割合となりました。
一方、失敗者では同じ期間の割合は28.1%にとどまり、成功者の方が約12ポイント高くなっています。
逆に「1年以上」経ってから行動した人を見ると、成功者ではわずか4.3%だったのに対し、失敗者では10.9%と2倍以上の差があります。
別れた直後は感情的になっているため早すぎるアプローチは逆効果になりがちですが、かといって時間を置きすぎると相手の気持ちが離れてしまいます。
「1週間〜1カ月未満」という期間が、お互いに冷静になりつつも、まだ関係修復の可能性が残っている絶妙なタイミングなのでしょう。
Z世代の65.5%が経験「SNSブロック」の実態
現代の恋愛関係において、SNSでのつながりは無視できない要素です。
復縁を考えていた当時、SNSやメールでブロックした経験があるかを質問したところ、多くの人が何らかのブロック経験を持っており、世代による特徴も見えてきました。
Z世代のブロック経験
- お互いにブロックした:18.0%
- 自分がブロックした:13.1%
- 相手にブロックされた:34.4%
- お互いにブロックしなかった:34.5%
Z世代では、何らかのブロック経験がある人が合計で65.5%に達しています。
特に「お互いにブロック」した経験がある人は18.0%と、ミレニアル世代の5.4%、X世代の3.2%と比較して突出して高い割合です。
ミレニアル世代のブロック経験
- お互いにブロックした:5.4%
- 自分がブロックした:12.5%
- 相手にブロックされた:28.6%
- お互いにブロックしなかった:53.5%
X世代のブロック経験
- お互いにブロックした:3.2%
- 自分がブロックした:6.5%
- 相手にブロックされた:25.8%
- お互いにブロックしなかった:64.5%
年上の世代ほど「お互いにブロックしなかった」という回答が多く、X世代では64.5%に達しています。
SNSが日常に深く浸透しているZ世代にとって、ブロック機能は感情的な距離を取るための有効な手段として活用されているようです。
一時的に相手の投稿を見ないことで冷静さを保ち、それが結果的に復縁につながるケースもあるのかもしれません。
復縁成功者が実践していた6つの行動
復縁に成功した人と失敗した人では、どのような行動の違いがあったのでしょうか。
復縁に向けて行動を起こした人を対象に、当時どのような取り組みをしていたかを質問したところ、興味深い結果が得られました。
復縁成功者が行っていたこと
- 1位 共通の友人・知人に相談した(42.9%)
- 2位 復縁に関する情報をWebや書籍で調べた(25.7%)
- 3位 自分磨きをした(24.3%)
- 4位 占いを試してみた(21.4%)
- 5位 相手のSNSなどをチェックして近況を調べた(20.0%)
- 6位 カウンセラーなどの専門家に相談した(2.9%)
復縁失敗者が行っていたこと
- 1位 自分磨きをした(31.2%)
- 1位 相手のSNSなどをチェックして近況を調べた(31.2%)
- 3位 復縁に関する情報をWebや書籍で調べた(28.1%)
- 4位 共通の友人・知人に相談した(23.4%)
- 5位 占いを試してみた(6.2%)
- 6位 カウンセラーなどの専門家に相談した(6.2%)
成功者で最も多かったのは「共通の友人・知人に相談した」で42.9%、次いで「情報収集」が25.7%、「自分磨き」が24.3%と続きます。
一方、失敗者では「自分磨き」と「相手のSNSチェック」が同率で31.2%と最も多くなっています。
特に注目したいのが「占いを試してみた」という項目です。成功者では21.4%の人が実践していたのに対し、失敗者ではわずか6.2%にとどまります。成功者は失敗者の約3.5倍も占いを活用しているという結果です。
成功者の行動パターンを見ると、友人への相談や占いなど「第三者の客観的な意見や視点を取り入れる」ことを重視している傾向が見られます。
一人で悩んで堂々巡りするよりも、外部の視点を取り入れることで冷静な判断ができたり、効果的なアプローチ方法を見つけられたりするのでしょう。
また、占いという一見非科学的に思える手段も、気持ちを整理したり前向きになったりするきっかけとして機能している可能性があります。背中を押してもらうことで、行動する勇気が湧いてくるのかもしれません。
まとめ
今回の調査から、復縁の成功には世代による考え方や行動パターンの違いが大きく影響していることがわかりました。
別れた恋人のことが忘れられず悩んでいる方にとって、今回の調査結果は次の一歩を踏み出すための大切なヒントになるのではないでしょうか。
大切なのは、自分の気持ちに正直になりながらも、冷静に状況を見極めて行動することです。
復縁を考えているなら、まずは信頼できる友人や第三者に相談してみることから始めてみては?