夫は働きに出て、妻は自宅で専業主婦…といったこれまでの夫婦のあり方に加えて、ますます当たり前となりつつある共働き世帯。仕事だけでなく家事もこなす「働く主婦層」の間では、夫婦の時間や会話をどのよう楽しんで過ごしているのでしょうか。
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関「しゅふJOB総研」が、『夫婦の会話』をテーマに、働く主婦層にアンケート調査を行いました。リアルな声を、早速チェックしてみましょう。
会話に満足していると、夫婦関係の満足度も88.3%に
「いまの夫婦関係について満足していますか?」という質問では、「やや」を含めて「満足」と「不満」がほぼ同じ数値という結果に。
「満足している」という人からは、「話したいことがなくても、普通にいっしょにコーヒータイムをしたりして、一緒にいる時間を確保できている(30代:パート/アルバイト)」「忙しく疲れていても、趣向がちがっていても、お互いいたわりあい、尊敬しあっている。年の功だと思います(50代:今は働いていない)」と、ポジティブな意見が集中しました。
さらに「いまの夫婦の会話について満足していますか?」という質問では、大差はないものの「不満」が上回る結果となりました。
「不満」「やや不満」と回答した人からは「色々な場面において、思いやりの心を感じられない(50代:いまは働いていない)」「全く会話がない。たまにあっても、私の言葉に否定的なことしか言わないから会話した後気分が悪くなる(40代:パート/アルバイト)」「考え方、感じ方、好み、価値観が合わないから(40代:正社員)」と、切ない意見が上がっています。
夫婦関係の満足度を聞くと、88.3%が「会話に満足・やや満足のみ」を選択しており、この選択項目を選ぶと「夫婦関係に満足・やや満足」となることが判明。「会話に不満・やや不満のみ」を選んだ人は「夫婦関係に満足・やや満足」が9.4%にまで下がってしまうことがわかりました。
「好き合って、恋人同士になった時と同じように、大切に思ってほしいが、実際には興味を無くされている(50代:パート/アルバイト)」「話し合いができない、妻を見下している、お金に関してだけ細かい(40代:パート/アルバイト)」など、長年の積み重ねによるものが大きそうです。