3.経済性を伴ったビジネスコミュニティの育て方
──ビジョンを作った後はどうしたらいいですか?
次にやるべきことは戦略を作ること。いわゆる経済性を伴ったビジネスコミュニティを作ること。たとえば、オンラインサロンを共同で運営するときがこれにあたります。
これまで無料で集まっていたコミュニティからお金が発生するコミュニティになるとき、金銭面のことは明確にしておく必要があります。
このコミュニティでどれくらいの収益を予定しているのか、またお金の分配はどうするのかといったことです。このビジョンと経済的なメリット、すわなち報酬が一致したときに、一緒に仕事をしましょうということになります。
趣味レベルではなくてちゃんと起業していこうという形であれば、まずはビジョン、どういう結果を作っていきたいのかそれはなぜ何のためなのか。それを実際にそのことによって生み出していくのか、その報酬を分配していくプランは何なのかということをこの時期に考えておくことが大切です。
──ビジョンを明確にして戦略を作ることが大切だということですね。
そうです。ただ単に趣味の延長であれば金銭面のことは気にしなくていいと思います。しかし、マネタイズしていくのであれば、関わる人たちにちゃんと報酬が発生するように計画を立てる。「こうなったらこれだけ払える」ということを査定しておくといいと思います。
4.特別な才能がなくても誰でも稼げる。不労所得の作り方
──今回のコロナで職を失う人もたくさん出ていています。こんなときのために、働かなくてもお金が入ってくる不労所得を持ちたいと思うのですが、とくにこれといって才能がありません。
一番手っ取り早く、不労所得を得るためには、フランチャイズビジネスを展開してオーナーになることです。
一口にフランチャイズビジネスといっても、コンビニから飲食店、教育系など、いろんな種類があります。どこまでリスクを取るかにもよりますけど、まずはフランチャイズをやってみる。
ゼロからビジネスを始めるのに比べたら、フランチャイズはすでに勝ちパターンがあります。流通の仕組みもあるし、教育の仕組みもある。最初の1店舗目をオープンして、あとは2店舗目3店舗目と多店舗展開をしていく。これが不労所得になるわけです。
なかには自分の身ひとつで行けるみたいな感じのフランチャイズ展開をしている人もいます。例えばお掃除の仕方を勉強して自分でやって、そこからそのスタッフを雇ってそういう人たちを派遣していくフランチャイズもあるんですよ。
僕の場合だと、講師として頑張っていきたいという人たちが僕のところに入ってきて、その方々に集客の仕方を教え、その人たちが20人とか30人とか集客できるように手伝う。本人ももちろん頑張ります。
そうすると大体収入で50万円位にはなるんですよ。それで自分が講師になったら今度は自分が講師を派遣する。これはフランチャイズと一緒ですよね。だからフランチャイズモデルのビジネスに参入していくというのは特にビジネスアイディアがないからない方からすると現実的だなと思います。