目の動きでわかる心理
あなたや彼がどの感覚が優れているかわかったら、目の動きでわかる相手の心理からお話します。
目が上に動く
感覚のなかで視覚が優位な人は、考えるときや思い出すときに上を見る傾向があります。相手を正面に見て、相手の目が上方向の右に動いたら「記憶を映像として思い出している」状態です。相手を正面に見て、相手の目が上方向の左に動いたら「映像として何かを考えている」状態です。
たとえば、あなたが恋人の浮気を疑っていたとします。「昨日の夜って何してたの?」とあなたが聞いたときに「昨日の夜?友達と飲みに行ってたよ」と恋人が答えたら、すかさず目線もチェックしてください。
あなたから見て右上だったらシロ、左上だったらクロ!なぜなら左上を見た人は「友達と飲みに行っていた」ことを思い出しているのではなく、ウソを映像として考えて(見て)いるからです。
私は視覚が優位なタイプなのですが、楽しかった旅行のことを思い出すときは左上(自分なので逆になります)を見ながら考えるし、次回の心理学セミナーではどんな話をしようか考えるときは右上を見ながら考えます。
目が横に動く
感覚のなかで聴覚が優位な人は、考えるときや思い出すときに横を見る傾向があります。これも上を見るときと同じパターンです。相手を正面に見て、相手の目が横方向の右に動いたら「聴覚的な情報を思い出している」状態。相手を正面に見て、相手の目が横方向の左に動いたら「聴覚的な情報を使って何かを考えている」状態です。
たとえば、先日受けたセミナーでの講師の話を思い出しているとき、視線は横方向の右に動きます。頭の中で言葉を使って何かを考えているとき、視線は横方向の左に動きます。
目が横方向の左右に泳ぐ
これは自信のなさを表します。誰かから責められたり、決断を求められる場所で見られるしぐさです。相手がこの状態だったら、いい方を変えてみたりすると話がうまく伝わると思います。相手はあなたの言葉に責められていると感じているかもしれないからです。
目が下に動く
感覚の中で身体感覚が優位な人は、考えるときや思い出すときに下を見る傾向があります。相手を正面に見て、相手の目が下方向の右に動いたら「自分と対話している」状態です。相手を正面に見て、相手の目が下方向の左に動いたら「身体の感覚を感じている」状態です。
身体感覚が優位な人と話しているとき、目が下を向いていたら…じっと見守ってあげましょう。自分と対話していたり、感覚を感じているので、急かしても無駄です。