反抗期の子どもは、感情に流されて暴言をはいたり、物にあたってしまうこともあります。
今回はそんな息子さんに対して「いまは苦手」「親の物のいい方や対応、見守り方を教えていただけたら…」とご相談してくださった方への質問に答えました。
親子の前に、人と人
前提としてお伝えしておきますが、親子にも相性があります。なので「苦手」だと思うことも、実は普通にあることなのです。
それは時期的なものだったり、性格や気質の問題だったりと原因はひとつではありませんが、子どものことを「自分とは違う、いち個人である」と意識していくと、お子さんもお母さんもどちらも悪くないのだと思えるでしょう。
心配でも「見守る」
さて「見守る」という行動なのですが、これがお母さんにとって1番難しいことだったりします。なぜならお母さんは「我が子が大切だから、苦労してほしくないから、心配でたまらないからついお小言をいっちゃう」のです。
これは「どれだけ反抗されてもしっかりと育てなくてはならない。横道に逸れないように…」と、深い愛情からくる言葉なのですね。
ですが、心配し過ぎて口出しが多くなると反発してくる時期なので「これはこの子がクリアしなければならない課題だ」と思ったときは、わかっていても黙る。そっとして、見守りましょう。
答えを与えてしまうのではなく、自分で気づいたり、考えたりすることで子ども自身が成長する。これが「見守る」になります。
たとえば「宿題をやらない」のは子どもの問題なので、やらなくてイライラしても見守っていきましょう。短く声掛けして動きそうなら伝えてもよいのですが、反発してくるようでしたら見守ることが大切です。