預け先を見つけるのも、ひと苦労
ベビーシッターさんを呼ぶことも考えましたが、値段が高め。いつも同じ人を予約できるわけではないこともネックでした。
託児所付きのコワーキングスペースも見つけたものの、混んでいる電車に乗って行かなければいけないというリスクがありました。
結局、区内の認証保育園に問い合わせたところタイミングよく空きが出たため、見学を経て申し込むことに。比較的スムーズに、信頼できる預け先を見つけることができました。
しばらくは子どもとの時間を優先しながら仕事をしたいと考えていたことや、産前とくらべると忙しい状況になかったこともあり、短時間から保育園にお願いすることにしました。「思ったよりも順調でよかった」と、ひとまず安心していたのですが…。
「母モード」で仕事に集中できない!
子どもを預け、いざ自宅で仕事に取り組もうとした私。しかし、子どものおもちゃやベビー服など、出産前までにはなかった「子どものもの」でわんさかと占領された室内にいると、どうしても気が散ってしまうことに気づきました。
それらが目に入ると「予防接種の予約、取ったっけ…?」「昨日は夜中に少し咳をしていたけど、大丈夫かな」「そういえば、おむつのストックがなくなってきたな」など、必然的に子どものことを考えてしまうのです。
出産前に周囲から聞かれることが多かったのが「家での仕事って、集中できる?」という質問。答えは「YES」でした。私の場合、慣れた空間で自分なりのペースで仕事に取り組むほうが効率がよく、落ち着いて作業ができたため、在宅ワークは性に合っていたのです。
ですが、子どものものに囲まれた在宅ワークはどうしても頭が「母モード」に。家では気持ちの切り替えがむずかしいことを実感しました。
解決策として、保育園の隣の駅にあるコワーキングスペースを借り、仕事をするときはそこへ行くことに。ブースで仕切られ、パソコンや勉強をしている人たちに囲まれた空間に身を置くことで、集中できる環境を整えました。