夫が本来のチカラを失うとき
でも、いつのころからか、そういう気持ちがなくなってしまった。そういう気持ちが薄くなってしまった。家庭にお金を入れてはくれるけど、それは単なる責任感や義務になり、そして「子どもがかわいいから」とか「家族がいるから仕方ない」「稼いでくるか…」という理由だけになってしまったということも、世の男性には多いです。
もちろん逆もしかりですよね。奥さん側が「もうウチの旦那なんて…」「ワガママだし自己中だし、自分勝手になんでも決めてしまうし、もうイヤ!」と思ってしまい、「しかたないからいっしょにいる」「子どもがいるから別れずにいる」という方も、少なからずいます。
話を夫に戻しましょう。ではどうして夫は、そんな風に心が離れてしまったのか?冷めてしまうのか?ということ。実は、夫の心が離れてしまう原因の多くは、奥さんの態度やコトバや表情だったりします。「たったそれだけのこと」だったりするわけです。
たとえば、夫の行動をよく責めてしまう。夫の意見をほとんど聞かず、賛同せず、否定してしまう。自分に悪いところがあったり失敗したり、したけれど素直に夫に謝らない。夫に何かを指摘されても素直に聞き入れられない。機嫌が悪いとイライラしてしまい、夫にも子どもにも当たってしまう。というようなことが「それ」に当たります。
もちろん、夫の大切なものを傷つけてしまった。汚してしまった。それで夫が怒ってスネてしまう、という場合もあるでしょう。または夫を疑ってスマホを見てしまったが何もなかったという場合も大いに怒ると思います。
そういった「原因」があったときには、当然その「結果」がやってくるわけです。いわゆる「原因と結果の法則」というものですね。そうすると「結果」としては、夫があなたに対して前述したルパンのようなチカラを失ってしまう。ただ義務と責任だけで夫をしている状態になってしまうということです。
本来あなたが夫と築き上げたかった夫婦のカタチや家族のカタチが「愛を持って男性が女性を守り、女性が男性を支える」なのであれば、そこから遠ざかってしまいますよね。