テレワークには不便な面もあります。しかし新型コロナウイルスの影響で日本で半強制的にテレワークが広まったことは、いい面もあったのではないかと思います。
まだ確信ではないですが、今回のテレワーク期間をうまく乗り越えることで、その後の生産性は従来以上にあがるのではないか?という気もしています。きょうは、このテレワークに関する話です。
1番不安なのは上司?
テレワークについて見聞きしたり体験したりして思うのですが…従来のやり方からテレワークに変わることで不安を感じるのは、部下より上司の立場でいるときが多いのではないかと思います(※組織のなかにいると、自分は誰かの上司であると同時に誰かの部下である人が多いので「立場」という言葉を使っています)。
同じオフィスで働いていれば、部下がいまどんな仕事をしているかある程度わかりますが、テレワークではそれがわかりにくくなります。それを解消しようと、毎日報告してもらったり、チャットやメールでコミュニケーションを取ったりしていても、まだ心もとない感じがする。そう感じるなら、自分のやりかたを少し見直してみたほうがいいかもしれません。
部下が何をしているかわからない
「部下がいまどんな仕事をしているかがいまひとつわからない…」そういうお悩みが増えたのは、実は、今回が初めてではありません。メールが仕事で使われるようになったころにも、同様の話はよく聞きました(1990年代のおわりごろからですね)。
それ以前は、部下が電話で話している内容が耳に入ってくることで、部下の仕事の状況がある程度わかりました。メールでのやり取りが増えると、それがわからなくなってくるんですよね。でもいまはそんなことをいう人はほとんどいません。
部下のやり取りが気になる人は、上司にも「Cc:」で送らせるようになりましたし、そこまで気にしないで部下に任せているという人もいますよね(※これらのやり方は一長一短あり、どちらがいいかは状況によって変わるかと思います。好みでいえば私は後者です)。
いずれにせよ、最初は文句をいっていたものの、いまではそれなりにうまくやっているんですね。それと同様に、テレワーク上の不安も慣れていくことで解消していくのかもしれません。