「こんなに好きなのに」と強く思いながらも、今後のため、家族のためなど、何らかの壁により現実を乗り越えられなかったカップルたちがいます。問題を目の前にして諦めた女性たちは、一体どんな風に心に整理をつけ、新しい道を選んだのでしょうか。
「マッチングアプリ大学」が、恋愛を経験のある18〜49歳の女性283名に「好きだけど別れるしかない、ツライ別れ」について調査を行いました。どうしようもない理由に阻まれた未来について、赤裸々な回答をチェックしてみましょう。
壁を越えられなかった恋から得た教訓は?
「結果的に別れて正解だったと思いますか?」という質問では、半数を超える約54%が「別れて正解だった」と回答する結果に。37.4%の「どちらでもない」という回答のかたは、現在も幸せながら「もしかしたら…」と考えてしまいがちなのかもしれません。
「別れて後悔している」というかたも8.5%に。とても強く相手のことを思っていた気持ちがいまも残っていたり、「もう少し努力すれば乗り越えられたのでは?」と自分を責めてしまったり、「相手を思って別れたものの、そうするべきではなかった」など、理由がさまざまに思い浮かぶようです。
なんで別れたの?
そこで「ツライ別れの理由は?」という質問を見ると、なんと「家族や家柄の問題」が最多に。「相手の家族のことで結婚を反対され、私からお別れする形となりました(福岡県/30代)」「会社の経営者で財力がありすぎたことと、年齢差・結婚歴などの問題で親や周囲の猛反対により別れることに(福岡県/30代)」という声があがっています。
「宗教が違っていたので別れざるを得ませんでした(奈良県/20代)」というコメントもあり、その難しさが浮き彫りに。家族や家柄の理由は、縁を完全に切らない限り何かの形で永遠に関わってくるため、反対されると乗り越えるのは非常に困難だといえそうです。
次に多かったのが「仕事の問題」。「相手が転勤で遠距離に。私も転勤願いを出したのですが叶わず、辞める選択肢はなく別れを選びました(千葉県/30代)」「お互い忙しく会えずにストレスが溜まっているときに彼の転勤が決まり、私は仕事でついていけず別れることに(兵庫県/30代)」と、転勤が致命的な打撃となっているかたが多数。相手についていこうと努力したものの、多くのかたが断念しています。
ほかにも「彼が海外転勤に。短期的なものではなく海外での生活が決まり、私が海外での生活を考えられず別れざるを得ませんでした(大阪府/30代)」と、転勤先での生活や将来を見越して諦めているかたも多いようです。
続いて「結婚に対する価値観の違い」という理由も。「私は結婚願望があり7年ほどお付き合いしましたが、彼はまったく結婚する気がなく別れを切り出しました(埼玉県/30代)」「お互いにすごく好きでしたが、結婚したいタイミングが合わず将来が見通せずお別れしました(東京都/20代)」と、多くの方が自分1人では決められない問題に阻まれていました。
「仕事や子どものことなど結婚後の生活に関して意見が分かれ、価値観の違いを強く感じて別れを選択しました(大阪府/20代)」「結婚したらこういう家族にしたい、という思いが強くあり理想が完璧に定まっていたため、温度差が生まれ別れました(千葉県/30代)」と、結婚が叶った後も続く人生の価値観が違い、大事に至る前に別離の道を選んだかたも多くなっています。
「病気や怪我」という理由も大きく「彼が病気になり、支えきれなくて別れる選択をしました(千葉県/20代)」「自分に病気が見つかったことから、彼に別れを切り出しました(北海道/20代)」と、難病に相手の人生を巻き込みたくないという気持ちから別れを選ぶかたも。
圧倒的多数と思われた「金銭的な理由」は、意外にも5位という結果に。「相手が株で失敗して借金を背負い、別れることに(広島県/30代)」「彼は収入が多いほうではないのに趣味がギャンブル。将来を考え自分のプラスにならないと感じ、好きな気持ちがありながらお別れしました(北海道/30代)」と、強い気持ちを持って決別したという人が多いようです。
「その他」では「好きすぎて気持ち的に苦しくなり別れました(群馬県/30代)」と、感情に耐え切れなかったかたや「15歳の歳の差が。結婚も考えていたのですが歳の差を理由に反対を受け、結局別れました(福岡県/20代)」と、「家族の反対」に通づるものがありました。