現在、あなたは日々の暮らしに満足していますか?
私はいま、子どもたちが中学2年生、小学5年生になってだいぶ子育てがラクになっています。もちろん受験や部活などやることはまだまだあるし、本格的な思春期や反抗期もこれから訪れるでしょうから、そういった苦労はまだ続くと思います。
でもすべての時間が奪われていくわけではなく、週末に至っては子どもたちがそれぞれ用事があったりして、気づくと夫と2人きりの時間がかなり増えてきました。
カウンセリングコーチである私は、平日にコーチングセッションをしたり、講義をしたり、こうしてメールレターを書いたりしていて、大好きなお仕事ができているので幸せです。満たされています。
もしも私がコーチングに出会えていなくて、いまもまだストレスを感じながら会社員のまま生きていたとしたら…私、きっと虚しさとか焦りとかを感じながら暮らしているかもしれないなって。
先日もこんなご相談を読者のかたから伺いましたので、掲載許可をいただき、ご紹介します。
読者からの質問:ひとりの女性として、何が残るんでしょうか
毎日バタバタと日々が過ぎています。以前は子育てをしながら働いていましたが、2年前に辞めました。
自粛期間は3人の子どもを育てながら、3度の食事、子どもの勉強の世話、毎日の兄弟喧嘩に正直うんざり…。ときどき、「こんなに頑張っているけど、私にはこの先何が残るのだろう」と虚しくなります。
もちろん子どもは可愛いし、子どもの成長は幸せです。でも、それだけ?子どもが離れていったら私は何をすればいいんだろうと思ってしまいます。
どうしたら自分らしく充実した人生を送れますか?この先のことを考えると、どうしても塞ぎこんでしまいます。
心の奥の本音に気づいてあげて
こうしたテーマのご相談、実は少なくありません。こういうママは、頑張り屋さんで自己犠牲タイプ。気づくと自分のことよりも、子どもを優先しています。
そんなママは、休んだり、手を抜いたりすることも罪悪感を感じやすいです。
子どもが兄弟喧嘩ばかりなのも、登校をしぶるのも「自分のせい?」「何が間違ってたの?」と自分を責めがち。そんな自己犠牲や自分責めの
思考癖から抜け出すためには、どうしたらよいと思いますか?
まずはね、ご自身の気持ちをもっとよく知ってほしいのです。「本当はもっと伸び伸び生きたい」と思っていること。「自分のことも大切にしたい」と思っていること。
本当は自分の頑張りを認めてもらいたいし、人に甘えたり頼ったりできるおおらかな自分になりたいと思っていることに気づいてほしいのです。
世間の目や親の目、夫の目。そういったものを気にするあまり、とにかく必死に誰かのために何かをする。
それを続けていても、きっといま感じている不安や焦燥感や罪悪感からは抜け出せません。いつも何かを我慢したり、不満を感じたままになってしまいます。
だからまずは悲しみやイライラ、焦りの奥の本音に気づいてください。
あなたの声を、あなたが受け止めてほしいのです。「自分が本当はどうありたいのか」「どんな世界に生きていたいのか」ということに気づいたら、その世界で心地よく生きるために、これまでの思い込みや自分を縛るルールをひとつずつ手放してほしいのです。