いつも罪悪感と自己犠牲感で生きていた
あのころの私は、いつも罪悪感を抱えて生きていた気がします。できるなら会社を休んで子どもといたい、そんな本心とは裏腹に子どもを置いて仕事にいくしかなかった私。
時間に追われ、仕事に追われ、子育てに追われ…気がつくと毎日はあっという間に過ぎ去っていて、自分がどこに向かっていくのか、数年先の未来も見えていなかった気がします。
当時は自分の意思で生きているというより、目の前にあるレールを勝手に走っていく列車に乗っていた。ただ過ぎ去っていく風景を横目に見ながら、自分の人生の目的地や途中下車する駅がどこなのかも知らず「そういう列車に乗っちゃったんだから、仕方ないよね」と。
人生は全て自分で選んだ結果
あれから数年後、私はコーチングに出会い、会社を辞めプロコーチという仕事につきました。1人で起業し、好きな仕事だけをする日々は、すべてわが身に責任が伴うとともに心から満たされています。
あのころは、いつも何かのせいでできないという自己犠牲感でいっぱいでしたが、いまならわかる。それもすべて自分で選んできた人生の結果なのだと。
ほかの誰かにそうさせられたのではなく、自分で選んだ人生ゲームで、自分でサイコロを振り、自分で進んでいるのに「思い通りにはできない「我慢しなければいけない」というのは勘違いでした。
1回休むのも、その人生ゲームをやめて新しい人生ゲームに乗り換えるのも、すべて自分で決めてよかった。その真実がわかったのなら、もうなんとなく生きるのはやめにして、自分の足で自分の選んだ道を進みたい。
そのためにも、一歩ずつ階段をのぼっていけばいいと思います。まずは自分が本当はどんな人生を過ごしたいのか、どんな毎日を送りたいのかを知っておきたいのです。
そしてそれを知ることができたら、今度は具体的に「何をしたらいいのか」「何を手に入れたらいいのか」「何を手放せばいいのか」ひとつひとつ見つけていきましょう。
自分の好き・楽しいを集め、自分らしく続くやりかたで一歩ずつ進めばいいのです。毎日の景色を楽しみながら。もう、ただ過ぎ去っていく時間に流されるのも、楽しそうに生きている誰かを指をくわえて見ているだけなのも、やめにしましょう!
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