こんにちは。韓国在住のHAZUKIです。韓国人男性と結婚し、現在は韓国で日本語講師として働いています。きょうは韓国に住んで3年になる私が、「韓国にきてよかった!」「韓国人ってすごい!」と思うことを3つご紹介します。
私が韓国にきてよかったと思うことは大きく3つあります。
- 仕事が早い・融通が利く
- 「誰かをひとりにしない」というやさしさがある
- 人も企業も家族を大切にする
それぞれについて、具体例を交えながら見ていきましょう。
1.仕事が早い・融通が利く
韓国人は仕事が早く、なるべく融通を利かせてくれます。またオンライン上での手続きシステムも整っているので、暮らしがスムーズです。
例えば、最近新しいエアコンを購入したのですが、購入した当日に工事の方が来てくれて、30分ほどで設置してくれました。ほかにもPCの不具合で店に行ったら「夕方には取りに来てください」との連絡が。仕事のメールの返信は、30分以内に来るのが当たり前です。
システムでいえば、韓国は卒業証明書、家族関係証明書、戸籍標本などの書類はすべてインターネットでダウンロードできます。住民番号という、日本でいうマイナンバー制度が昔からあるので、個人情報さえ入力すればすぐに手に入れることができるのです。
国際恋愛カップルが入籍する場合、先に片方の国で入籍した後、もうひとつの国に入籍したことを申告するのですが、実は「韓国で入籍→日本に申告」と「日本で入籍→韓国で申告」ではかなり時間、労力の差があります。
私は結婚前にその話を聞いていたので、韓国で先に入籍しました。資料集めから始まって承認まで3週間ほど。しかし日本で先に入籍した友人は2カ月ほどかかっていました。もしあ日本人の方が韓国人と結婚するときは、まず韓国で入籍するのがおすすめです。
2.「誰かをひとりにしない」というやさしさがある
時代の流れで少し変わりつつはありますが、韓国ではお昼ごはんは、「仲間と外食」するのが一般的です。またひとりでいる人を積極的に誘い、誰かをひとりにしないやさしさを持っている人が多いと感じます。
日本はお昼にお弁当をもって行ったり、ひとりで食べたりする人も多いですよね。私は日本にいるときに“ぼっち飯(ひとりで食事をとること)”に慣れていたので、韓国でもはじめはコンビニで買ってきたものをひとりで適当に食べていました。
それを見たまわりの韓国人がかわいそうに思ってくれたのか、次の日から「ひとりなら私たちと食べよう!」と誘ってくれたのです。食事のあと、韓国人は食後のコーヒーを買う習慣があるので、食事して、コーヒーを飲んで、話しているうちに仲良くなることができました。
最初はちょっと面倒だなとか、きょうはひとりで食べたいのに…と思うときもあったのですが、いまはすっかり慣れて、ひとりで食べるのを寂しく感じるようになりました。こうしたやさしさのおかげで、毎日が充実しますし、異国にも早く馴染めるのではないかと思います。
3.人も企業も家族を大切にする
ほかの記事でも書いてきましたが、韓国は家族を大切にする人が日本に比べてとても多い印象です。また企業も家族のための休暇を設けるなどしています。
私の生徒さんの会社には、月に1回、金曜日に「家族の日」があります。この日は、午前中だけ仕事をして、午後は家族と過ごしてくださいという日です。金曜日の午後から休めるため、地方に住む家族に会うこともできるし、新型コロナ感染拡大前は家族と海外旅行に行くこともできたそうです。
また休暇とまではいかずとも、金曜日の夜は仕事を減らし、家族と過ごす時間を大切にしていることを実感します。大企業では男性の育休も珍しくなく、家庭に対して理解があるなと感じています。
韓国に来たばかりのころは、日本との違いに戸惑うことも多くありました。しかし慣れてしまえば、韓国の暮らしは本当に楽で、心地のよいものです。韓国に住みたいけど、やっていけるか不安…という方の参考になれば幸いです。
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