こんにちは。潜在能力を引き出し、なりたい自分になるためのトレーニングプログラム「ほめ日記」創設者の手塚千砂子です。
新型コロナウイルスの感染者数が爆発的な数字になり、政府の場当たり的な対応に不満が噴出していますね。お互いにイラ立ちを爆発させず、やるべきことを淡々と行なって、あとは喜びや幸せの方向に目を向けてエネルギーを使いましょう。
今回は、「人と比べることを止めるための言葉がけのコツが知りたい」というYさんからの質問にお答えします。
Yさんからの質問
私は、ほかの人と比べて「自分はどうしてこうなんだ」と思っては、凹むことが多いです。「人と比べても仕方ない」とわかっていても、なかなか止められません。自分に向ける「言葉がけ」のコツはありますか?
人と比べて凹まないための「言葉がけ」
人と比べることを止めるための「言葉がけ」のコツですね。ありますよ!もちろん、「ほめ日記」を書くことが大前提ですので、その点を忘れずに実践してくださいね。
人と比べて凹むということは、自分が相手より劣っていると思うからですね。Y子さんは「人と比べても仕方ない」と頭ではわかっているのですよね。でも比べてしまう…。
それは、頭の知識は正しいけれど、脳の使いかたの習慣が知識どおりに使われていないということなので、脳の使い方の習慣──つまり思考の回路を知識の通りに動くように変えていけばいいわけです。
そのためには「言葉がけ」が必要になってきます。この点についてY子さんはよくわかっておられるようですね。(かしこい!)
それでは、「人と比べて劣っていたとしても落ち込まない自分」になるための「言葉がけ」をつくりましょう。
「言葉がけ」の前に、まず次の2点をほめましょう。
「また比べて凹んでいる」と気がついたら、気がついたことをほめます。気づくことは改善の第一歩です。
そして、「やめたいと思っている」こともほめます。前に進みたい、気持ちを明るくしたい、と願っていることは命が喜ぶことです。
そのうえで、落ち込まない方向に自分を優しく誘導します。
まず、凹んでいる自分に共感します。寄りそう気持ちですね。「人と比べる習慣」をありのあまに受け止めて、「○○だったから、比べてへこんじゃったね~」と気持ちを認めてあげます。
次に肯定的な言葉をかけます。「気づいたことは、やめられる予兆だよ、わかっているんだよね。だんだん変われるよ~、大丈夫、大丈夫」と、あくまでも優しく「じゅもん」のように言葉をかけてください。
気持ちが凹んでいてもいいのです。そのままにしておくのです。ひたすら優しく言い続けていればOKです。比べている自分を追い詰めたり怒ったりして、その感情を引きずっていると、いつまでも「比べる自分」は変わりません。
気持ちがへこんでいても、共感し、優しい言葉がけができたら、そのこともしっかりほめましょう。
日ごろから、「ほめじゅもん」をあなた自身の言葉でつくって唱えるようにすると、なおよいですね。
例えば、「大丈夫、大丈夫、私は元々明るい子だよ。努力していて、えらいよ、ステキだね、明るい私になるよ、私の命は輝くよ、私は自分に優しくするよ。素敵な私、大好き、大好き」など。