こんにちは、椎名です。あと1カ月ほどで、クリスマスですね。みなさんはどのように過ごされるご予定でしょうか。
この記事を書いているいま、僕の予定はまだ決まっていませんが、おそらく彼女と自宅でケーキを食べたりしてゆっくりと過ごすのだと思います。
きょうは、学生時代から長く付き合い、倦怠期も乗り越えた僕と彼女のこれまでのクリスマスの過ごし方やプレゼントについてお話しします。まだ予定やプレゼントが決まっていないカップルの、楽しく過ごす参考になったら幸いです。
年間行事でクリスマスがいちばん好き!
僕は子どものころから、年間行事のなかでクリスマスがいちばん好きでした。子どものころ好きだった理由はプレゼントやケーキでしたが、大人になってからはクリスマスというイベントが持っている多幸感に包まれた雰囲気が好きな理由になりました。
クリスマスを“お祝い”と考えれば、パートナーである彼女の誕生日も僕にとって大切な年間行事のお祝いです。どちらも同じお祝いではありますが、僕個人の感覚としてそれぞれ誕生日は「おめでとう」、クリスマスは「ありがとう」という気持ちが強い気がしています。
「いつもありがとう。これからもよろしくね」という日頃の感謝を大切な人へ伝える日というか。だからか、クリスマスという行事自体が幸せの象徴や多幸感を持っているようなイメージです。
そして、クリスマスは、毎年お互いが感謝しあえてデートもご馳走もプレゼントもふたりで楽しめる関係でいられるように、彼女のことを大切にしていきたいと改めて感じる日でもあります。
また、クリスマスに欠かせない部屋、庭などを彩るクリスマスの装飾グッズやクリスマスのモチーフの小物、期間限定のお菓子のデザインは、見ているだけで幸せな気持ちになるような気がして、クリスマスのデザインは見る人を温かい気持ちにさせる「幸せ」をそのまま形にしたクリエイティブなんじゃないかとも思います。
街を彩るイルミネーションやクリスマスソングも年甲斐もなくワクワクしてしまうクリスマスの要素のひとつで、新型コロナウイルスが流行した昨年以前は、毎年彼女とふたりでイルミネーションを観に行っていました。
それらすべてを踏まえて、「今年はどうしよう?」と過ごし方や予定、贈り物を考えるのが毎年の僕の楽しみです。
僕と彼女のクリスマスの過ごし方
僕は身体の性は女性ですが、心の性は定めていないセクシャルマイノリティ。女性のパートナーとは一緒に暮らしはじめてから今年で6年が経ちます。
身体の性が同性同士とはいえ、僕と彼女のクリスマスの過ごし方は一般的に想像される異性同士のカップルと何ら変わらないのではないでしょうか。
過ごし方はその時々で外出するクリスマスデートをしたこともあれば、お家で祝った年もあります。お互いがテーマパーク好きのため、コロナ禍以前は、クリスマスイベント期間中に必ず1度は足を運んでいました。
クリスマスの装飾に彩られたパーク内を手を繋いで歩いたり、ホットワインなどの温かいドリンクを飲みながらショーやパレード待ちをしつつ話をしたり。定番の大きなツリーの前で写真を撮ったり、キャラクターに会いに行ったりしながらゆっくり過ごすのが好きでした。
水族館でデートをしてからホテルでディナーをした年もありました。ディナーの予約をしたホテルが有名なところだったので、ふたりでそれなりにおしゃれをして出かけた、とてもデートらしいクリスマスデートでした。
その水族館はふたりで何度もデートをした場所でしたが、いつものカジュアルな装いではないだけで新鮮な気持ちになったのを覚えています。ホテルのレストランは料理も雰囲気もよく、ベタなクリスマスデートだけどたまにはこういうのもいいねなんて話しました。
自宅で祝う場合は僕が料理を担当することが多いので、ひと月くらい前からレシピサイトとにらめっこしてメニューを決めます。普段から料理は好きですし、家事のなかでも苦にならない分野ですが、あまりに手の混んだものはハードルが高いので、実際に作るのは定番のローストビーフなど比較的簡単なものを複数作って誤魔化しています。
ある年は「少し変わったものにしてみよう!」と、彼女のアイデアで手づくりのタコスパーティーにしました。思ったよりもタコスってクリスマスに合うんです。自分でトルティーヤに自分で具材を好きなだけ包んで食べるのですが、意外と盛り上がりました。感覚的には手巻き寿司と近いのかもしれません。