こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
韓国に来て最初の1年ほどは日本に帰りたくてたまらなかったのですが、だんだん慣れてきました。次日本に帰ったときは、観光客気分になっているかもしれません。
生活から日本がなくなってきたとは言え、「日本だったらこうなのに…」と思うことがあります。
今回はそんな日本が恋しくなるエピソードをご紹介します。外国で暮らしているかたは強く共感してくださると思います。
日本の「コンビニ」は神クオリティ!
日本にいたときは、便利であることが当たり前だと思っていたコンビニ。しかし韓国に来て、それが当たり前ではないことを知りました。
日本のコンビニって品ぞろえが素晴らしいだけでなく、
- トイレがある
- チケットが購入できる
- コピーができる
など、サービス満点ですよね。はじめての韓国旅行でどうしてもトイレに行きたくなったとき、いくつものコンビニに入りましたがどこにもなく、大変な思いをしたことがあります。あったとしてもオートロック式なので、店員さんに聞かないと使用することができません。
また、先日家の近くのコンビニに野菜を買いに行ったのですが、野菜にカビが生えているのを見てしまいました…。
日本のコンビニは賞味期限などをしっかりチェックし、管理が徹底されていますが、韓国は「そこの店長次第」です。
私の家から少し離れたコンビニは、センスのいいおばちゃんが店長。品ぞろえもよく、期間限定メニューや人気商品をたくさん用意してくれるので少し遠くてもそちらのコンビニに行っています。
また、接客態度も日本とは大違いです。日本はコンビニに入ると「いらっしゃいませ~」と声をかけてくれますが、こちらはスマホをいじっていたり、電話をしながらの接客もよくあります。
筆者は韓国のコンビニに慣れてしまったので、たまに映画などで日本のコンビニの接客をみてみると「いつもお疲れさまです…」と思ってしまいます。
韓国人がよく話すほど、日本の「道」はきれい!
韓国人は「日本は道がきれいだ」とよく話します。韓国に来て3年、筆者もそれは本当にそう思います。
韓国も道をお掃除してくれるボランティアや業者のかたがたがいるのですが、日本にくらべるとゴミが多く落ちています。そのごみの多くが「タバコの吸殻」です。
韓国は、かなりタバコに厳しい国。日本でもタバコが吸えるお店やカフェはだいぶ減ったという話は聞きましたが、韓国では基本、建物では全面禁煙です。特にマンション内では絶対に禁煙で、少しでも煙草の匂いがあればすぐに館内放送がかかり、厳しい注意を受けます。
そもそも喫煙ルームがかなり少なく、基本駅などにもありません。だから喫煙者は、仕方なく道で吸うしかないんですね。
それでもマナーがいい人は吸殻を持って帰りますが、筆者の印象ではほとんどの人がポイ捨てをしています。ポイ捨てをする人が悪いですが、捨てる場所がないのでそうなってしまうのも仕方ないなと思ってしまいます。
また、道にはごみだけでなく違法な路上駐車も本当に多いです。韓国は日本に比べて車道がかなり広いにも関わらず、時間によっては一つの車道は駐車が多くて、結局一つの車道しか使えないなんてことも…。違法駐車に関する意識が、まだまだ低いなと感じてしまいます。
ちなみに違法駐車の罰金ですが韓国で普通車、一般道路の場合は40000ウォン(3815円ほど)です。一方日本は、減点+1万円の罰金。日本のほうがかなり重いですよね。
韓国人のなかでも、違法駐車に関する取り締まりをもっと厳しくするべきだという声が出てきているので、もしかしたら近いうちにルールが変わるかもしれません。
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