こんにちは。韓国在住歴4年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
日本でも話題になったNetflix(ネットフリックス)の韓国作品シリーズに対する、韓国人のリアルな感想をお伝えします。
まずは『マイネーム』から。このあともいろいろな作品をご紹介するので、ぜひ合わせてご覧ください!
『マイネーム』って?
まずは、『マイネーム』について簡単にご紹介します。
『マイネーム』の韓国語タイトルは、『マイネイム』です。ネットフリックス作品は日本語と韓国語のタイトルが違う場合が多いのですが、この作品は一緒ですね。
日本にはサブタイトルで「偽りと復讐」とついていますが、韓国はありません。
『マイネーム』は2021年10月の公開前からかなり話題になっていました。というのも、出演陣がかなり豪華だからです!
主人公は、いま大人気のハン・ソヒです。ハン・ソヒは『マイネーム』の前には、『わかっていても』『夫婦の世界』などに出演。気弱な大学生から人の夫を奪い取る性格の強い金持ちの我儘な女の子まで演じ切り、演技には定評がある女優です。
そして『マイネーム』のあらすじも、韓国のネットフリックスユーザーの興味をひくものでした。
主人公のジウは父を殺した犯人を捜すため、麻薬組織に入ります。そこで父を殺した犯人が警察にいると聞かされ、麻薬捜査班に入り犯人を捜すというものです。
ハン・ソヒは『マイネーム』で男顔負けな強い女性を演じるために10キロも増量し、本格的なアクションを学んだと言います。そのような話も『マイネーム』が公開される前から知られていたので、韓国人の期待はそこそこ高かったです。
『マイネーム』韓国人の反応は?
では公開された後の、筆者のまわりの韓国人に感想を聞いてみました。まずはよい意見から見ていきましょう。
「期待を裏切ることなく、最後までおもしろかった。すべて筋が通っていて最後まで誰が犯人なのかわからず、観ながら振り回されていく感覚がよかった」
「ハン・ソヒの演技が非常によかった。ハン・ソヒは体が細く、繊細なイメージがあるのでアクションにはあまり期待してなかったが、カメラワークに頼らない演技力には感動した」
「主人公以外にも豪華な出演陣が多く、楽しめた」
逆にあまりよくなかったという意見もありました。
「ベットシーンがあったこと。韓国の映画はいつも無理やり恋愛に発展させるシーンが多い。最近の韓国のドラマはそれが少なくなってきたから好きだったのに、チョン・ピルドゥ(同僚の刑事役の俳優)とのベッドシーンはなくてもよかったと思う。あれがなかったら完璧だったのに」
「1話からどんな展開になるのかわかってしまった。俳優は豪華だし、演技もよかったけどストーリーはごく普通。途中で急展開があるかと思って最後まで観たけど何もなくてがっかりした」
「妻と一緒に観た。妻が『次はこうなるよ』『この人が犯人だよ』と冗談で言っていたことが本当になってしまった」
「どこかで観たことあるようなストーリーだった」
などの意見がありました。
筆者がいつも言うことですが、韓国人は自分の国の作品に厳しめ。筆者は日本人なので楽しく観ていましたが、韓国人はそうでもない人が多かったです。みなさんはどうでしたか?
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