将来の話をしない
子どもがいるなら大きくなったときのこと、夫婦ふたりだけならともに迎える老後のことなど、仲のいい夫婦は将来についてあれこれと話し合う時間も楽しみます。
離婚の可能性など考えないので、「子どもが社会人になったらふたりで旅行する」など楽しみを作るのもよくあること。
反対に、将来が不透明なのが愛情の冷めた夫婦であり、どちらかが熟年離婚を計画していたりひとりで楽しめることを考えていたり、「夫婦で過ごす未来」について話し合うことがありません。
夫婦であっても将来の話をしないのは、そこに相手がいることを想像しないからといえます。
相手の意見を聞かない
愛情の冷めた夫婦でよく見るのが、意見が衝突するとお互いに我を通そうとして言い合いになるか、または向き合うエネルギーがなく不満であっても淡々と従うか、心の歩み寄りがない状態。
仲のいい夫婦は意見が違うとお互いの気持ちを伝えあって納得するやり方を探しますが、それには相手を尊重する姿勢が欠かせません。
パートナーの意見を聞かないのは、存在をないがしろにするのと同じです。
そもそも喧嘩を避けるために自分の気持ちを隠す人も多く、ストレスを溜めながらのつながりは幸せな記憶を決して作らないといえます。
円満な夫婦は、ふたりで過ごす時間を大切にするのが当然なので、どんなときも「どう思う?」と確認する余裕があります。
喧嘩になっても解決せず終わる
互いにネガティブな感情がありイライラが募りがちだと、些細なことでも喧嘩に発展します。
愛情の冷めた夫婦は、たとえば家事の分担で不公平が生まれて言い争いになっても、「こうしよう」と前向きな提案ができず、相手の負担を当たり前にします。
結局、何も解決しないままどちらかが我慢した状態が続くことになり、ストレスは溜まる一方。「やり返したい」など攻撃に走るまで嫌悪が大きくなると、関係の修復は不可能になります。
仲のいい夫婦は、悪い感情が生まれたとき相手にそのままぶつけるのではなく、自分を振り返る冷静さを持っています。
何でも相手のせいにするのではなく、「歩み寄れるところはないか」と探すのは、ふたりが納得するやり方を見つけたいからです。