こんにちは。韓国在住歴4年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
今回はNetflixで2021年11月に公開された『今、私たちの学校は…』の韓国人の反応をご紹介します。
『今、私たちの学校は…』ってどんな作品?
「珍しく日韓のタイトルが同じ!」と思いながらよく見てみると、日本語は「今」の後ろに読点(、)「学校は」の後ろにピリオドが3つある見たい。日本語タイトルを少し変えるのは、あるあるな話です。
『今、私たちの学校は…』は2022年の1月28日にNetflixで公開された作品。ある高校からゾンビウイルスが広がり、韓国のある地区がゾンビタウンになってしまうという内容です。
ゾンビ作品はいままでも多くありましたが、今回は高校生たちを中心にストーリーを展開していくので、そこは新鮮だなと感じました。
高校生がメインの作品なので出演者も若い俳優たちが多い…と感じたのですが、高校生役を演じた俳優の年齢を調べたところ、18歳~27歳と幅広かったです。
ほかにも印象的だったのが、幅広い年齢層が見ていたということ。
『今、私たちの学校は…』はゾンビ映画ではありますが、高校生がメインなので学園物のイメージがありました。学校物は割と若い子たちが好んで見るのかと思っていたので意外でした。
その理由について考えてみたのですが、韓国ではここ最近、高校生のダンスバトルなど若い人たちをメインにした番組が注目を集めています。その影響もあったのかなと思ったりもしました。
…と筆者の感想はあとにして、韓国人の感想を聞いていきましょう。あくまで筆者の周りにいる韓国人に限られているので、その点をわかったうえで参考程度に見ていただけたら幸いです。
「おもしかった」という人の意見
「俳優の演技がどれも違和感がなく、自然だった。ゾンビになってしまったけど、自制心で押さえようとしているシーンは印象的だった。
『イカゲーム』にも登場したイ・ユミちゃんは、イカゲームでは見た目はぶっきらぼうだけど心は優しいのが印象的だったのに、今回の役ではいい人間になろうとしても結局なれなかった残念な役だった。
本当に性格が悪く見えて、最近の若い俳優たちはすごいと思った」
「高校生らしさがリアルに出ている作品だった。学園物は、高校生が大人っぽすぎたり現実とかけ離れていることがよくあるが、今回の作品は一つ一つの言動など、リアルな感じがした。
作品を見終わったあと、私の学校でもしゾンビが出たらと考えてしまった」
「おもしろくなかった」という人の意見
「全体的にはおもしろかったが、ちょくちょくディテールがかけている作品だったと思う。
たとえば、主人公が窓から落ちそうになるシーンでは明らかに助からない角度なのに次のカットでは物をつかんで間一髪になっていたり、空中で壁のカーテンに2人でつかまりながら余裕で話をしていたり…。
半分ゾンビになった女の子にクラスメートが会いに行ったシーンでは、長い時間、廃墟になった学校で暮らしていたにもかかわらず見た目がきれいだったり。そういった細かい部分が気になって、内容だけに集中できなかったのは残念だった」
いかがでしたか?Netflixの作品紹介では、96%の視聴者が満足したと書かれていましたが、筆者の感覚的にはもう少し低い数値だと思います。ただ、筆者は全体的にはおもしろく見れる作品だと感じました。気になっているかたはぜひチェックしてみてくださいね!
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