自己決定力を子どものうちから身につけさせる
また、自己決定力の練習機会は子どもにもたくさん与えるべきだと考えます。
小さいころから自己決定し、その決定に責任を持った行動をするというのに慣れていると、自己肯定感にも繋がると思います。
我が家も、先日娘がバレエのコンクールの衣装を作った際、衣装屋さんがことあるごとに娘でなく私に確認してくるという状況があったのですが、すべて娘に答えさせました。
我が家では娘の意見100%の衣装をつくるべきと考えていますが、逆にこういう場面で衣装に親が介入することがすごく多いのだろうなと、その衣装屋さんの対応を見て感じました。
たとえば受験をするか否かなど人生に関わるかもしれないものは、親がある程度は介入して決定してもよいと思いますが、髪型を選ぶ、洋服を選ぶ、外食でメニューを選ぶなど、任せたところで人生に影響しなさそうと思う部分で、常日頃から子どもに決定させることを習慣づけるのも自己決定力の練習になると思います。
「しょうがない」は使わない
この文章を書きながら、昔、日本語を話せる外国人と話していて、「しょうがない」が英語にはないという話をしていたのを思い出しました。
「しょうがない」は、自己決定力が使えない場面で使う言葉ですよね。そういう言葉が英語にはない時点で、海外では自己決定力というのは当然に問われるべきものなのかもしれません。
そして、日本は自己決定力に重きを置いていない国なのかもしれません。
経済も低迷し、人口も減るいまの日本では、流されても幸せというような状況でもなければ、「しょうがないね」で切り抜けられる状況でもないので、やっぱり自己決定力を高めていくべきでしょう!
- image by:Unsplash
- ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。