戦いはその前に決まっている…?
かの有名な「孫子の兵法」のなかにも、「すべての戦いは準備の段階で大半が決まっている」という内容が出てきます。準備の段階で手を抜けば、どんなに強い軍隊でも負けてしまうわけです。
これは誘惑についても同じことが言えます。
どんなに意志が強い人でも、目の前に誘惑要素がたくさんあったら、ついつい手が伸びてしまうでしょう。
よって誘惑に負けたくないのなら、そもそもその誘惑になりえる要素を目の前に置かないということを心がける必要があるのです。
誘惑に勝つ・負けるという勝負にすら進んではいけません。とにかく最初から勝負になる状況にしないことです。
改めて考えてみてください。あなたにとっての誘惑とは何でしょうか?そしてその誘惑の前段階は何でしょうか?
それをすぐに、目の前から排除しておくこと。これこそが何よりも大切です。
やりたいことがあるのなら…?
さらにあなたにとって、どうしても達成したいことがあるのなら、とにかくそれを誘惑レベルに感じるほど、目の前に置いておくことが重要です。
勉強だったら、参考書をたくさん目の前に置いておく。読みやすい学習漫画を多く置いておくなどでもOKです。そうすれば、つい「まぁ読むか…」と思えてくるはずです。
または運動であれば、あまりハードルをあげすぎないこと。そして、たとえば憧れのプロポーションの人の写真を飾っておくことで「あぁ、自分もいつかこうなりたいなぁ…」というポジティブな誘惑を作り上げること。そうすれば、少しずつ運動回数も増えていくはずです。