韓国在住の日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
今回はよく周りの人から聞かれる、「韓国と日本の姓」に関する認識についてお話しします。
日本でも「夫婦別姓」を支持する声が、少しずつ増えてきていると聞いたことがあります。
夫婦別姓の韓国、夫婦同姓の日本を比較してみましょう!
韓国と日本の「姓」に関する認識
韓国と日本では、夫婦の姓に関する制度に違いがあります。
韓国では家族や個人のアイデンティティを尊重する文化が根づいており、夫婦別姓が一般的です。
一方日本では、家族の一体感や統一感を重視する文化が広く受け入れられており、夫婦同姓が一般的ですよね。
韓国の夫婦別姓の歴史、由来
韓国の夫婦別姓制度は、古代の時代から存在していて、家族や血縁関係を重視する韓国の文化を表していると言えます。
結婚後も夫婦がそれぞれの姓を名乗ることで、個々の家族や血縁を保持し続けることを意味していますよね。
これは、何と言っても「親からもらった姓は変えない」「姓を変えることは先祖に対して失礼」という儒教の影響が大きいと思います。
この影響かはわかりませんが、韓国では親戚に関する単語や名称がかなり多いです。
日本の夫婦同姓の歴史、由来
調べてみて驚いたのですが、日本の夫婦同姓制度は明治時代に広まったそうです(参考:法務省公式HP)。
この制度では、結婚後に妻が夫の姓を名乗ることが一般的であり、家族の一体感や統一感を重視する文化に基づいています。
日本人の女性のなかには「姓が変わること」に対してロマンを持っていたり、姓が変わることで結婚を実感したという人もいるかもしれませんね。
去年結婚届を出した筆者の友人が、嬉しそうに名前が変わったパスポートを見せてくれたのが印象深かったです。