こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
きょうは、筆者が日本語を教えている生徒たちに「なぜ日本語を学ぶのか」について聞いてみました。
日本語を学ぶそれぞれの理由には、趣味や仕事、進学、そのほかの背景があるようです。
趣味
最近多いのが、趣味として日本語を学ぶ理由。語学と日本が好きで、日本旅行に行きたいという思いから日本語を勉強する人が多いです。
このような人たちと勉強するときは、日本語の文法や表現だけでなく、文化や背景の歴史も扱う場合が多いです。
教材としてアニメやドラマ、音楽など、日本のエンターテイメントコンテンツを利用することもあります。
彼らは長く授業を続けてくれる人が多いので、生徒のなかでも特に大切な生徒です。
仕事
次に、仕事として日本語を学ぶ理由。
韓国には、日本企業が多くあります。日本語を話せることは、就職やキャリアアップのための強力な武器となります。
また、サムソンや現代グループなどの大企業は、外国語のテストが昇進の条件であったり(日本語を全く使わない業務でも、英語とほかの言語ひとつの能力を証明する必要があります。大企業の部長クラスなら外国語を使わないにせよ、それくらいの試験は受かるポテンシャルを証明するためだそうです)、日本企業でのビジネスコミュニケーションにおいて必要な要素として日本語を習得する人々も増えています。
進学
最後に、日本の大学に進学するための準備として日本語を学ぶ理由。
EJU(日本大学テスト)の対策や面接対策、志望理由書の準備などに備えて授業を申請する方も多くいます。
特に、日本の美大や外国語大学への進学は人気があり、入学を希望する人も多いです。
そのほか、おもしろい理由で学んでいる生徒
ある生徒はギリシャ語を勉強しているのですが、韓国ではギリシャ語関連のコンテンツが少ないため、日本にあるギリシャコンテンツを活用するために日本語を勉強しているという動機で勉強されている人もいます。
日本は、韓国に比べて書籍のジャンルが幅広いんです。
さらに、家族や恋人が日本人である場合も、日本語の習得が重要な要素となります。
実際、生徒のなかにパートナーが日本人という方もいます。日頃から日本語に触れていたとしても、より高度なコミュニケーションをとるためには独学では限界だと感じる人もいるようです。
日本語を学ぶ理由は人それぞれですが、どの授業を担当しても未来に役立つ武器になるのは共通したことだなと感じます。
以上、日本語を学ぶ理由についてでした!この機会にみなさんも何か外国語を勉強してみてはいかがでしょうか?
- image by:Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。