老後のわたしの「ウハウハ」のために!
でも、いまはその体制が整っていない。「だったらどうする?」と考えたとき、わたしは自分なりに、自分のできることや得意を活かしてお金を稼ぐ道を模索してみることにしました。
いま道がないなら、ひとつの道だけでもわたしが切り拓いて「こんなやり方もあるよ」と伝えたいと思ったのです。
得意を活かして仕事を見つけるとかって、逆にキャリアを続けてサラリーマンのままだったらできなかったかもしれないこと。
育児でキャリアが更地になってしまったからこそ、チャレンジできることでもあるなぁと思うのです。
そして、雇用としては評価されにくい過去のキャリアも、自分の経験として血となり肉となっています。それを活かしてみようと思いました。
わたしは会社員時代、Webサイトのコンテンツを企画したり、編集やライティングの経験もあったり、書くことが好きなこともあって、ライティングの仕事をもらえるように頑張ってみることにしました。
書くことなら年をとってもできるし、書けば書くほど経験値もあがる。締め切りさえきちんと守れば、自分の時間をやりくりしてできる。夢は広がって、そのうち本とか出して印税生活、うひひ…なんて妄想も止まりません。
でも、「いますぐにどう」ではなく、まずは「10年後に自活できるようになっている自分」に向けて、一歩一歩できることから始めて積み上げていくこと。焦らず着実にいくことに努めています。
まずはnoteを立ち上げて、自分のポートフォリオにもなるようにnoteを毎日書きました。
これを読んでくれたらわたしの人となりがわかってもらえるよう、自分の視点から発信することを心掛けながら書き続ける日々。
ある程度数が溜まらないとダメだと思ったので、最初の100記事までは毎日書くことを決めて頑張りました。
noteの記事を書きながら、Web媒体のライター募集に応募することも同時進行。自分のキャラやテイストに合うような媒体や、自分が好きで読んでいた媒体などを探しまくって応募しました。
応募してすぐは何のアクションもなかったので忘れていましたが、数カ月後にひょっこり、エピソードコラム執筆のお話をいただくことができました。
エピソード執筆も、誰よりもたくさん寄稿してみようと思って、毎月のネタ出しをこれでもかというくらい出しました。おかげでダントツの原稿量を寄稿し、そのつながりで連載のお話にもつながりました。
その実績から、違うクライアントさんにお声がけをいただいたり…ありがたいことに、本当に少しずつですが仕事の幅が広がっています。
自分のやっていることが認めてもらえるのは本当に嬉しいことですし、いま書いている原稿は自分の経験をもとにしたものが多いので、「生きててよかった」と思うし、いろいろ経験してきたおばちゃんのいまだからこそ書けるのだなぁと思うし、わたしが思う「主婦ならでは」かつ「わたしならでは」な仕事ができていて嬉しく思います。
現状、自分の時間をなんとかやりくりしてやっている仕事ですが、何よりやりがいがあります。
まだウハウハまではかなり遠い道のりですが、いまの自分が未来を創るので、老後のわたしのウハウハのために、いまやれることは精いっぱいやろうと思って精進する日々です。
わたしが60歳になるころには「子育てが落ち着いていざ働こうと思った人が、ちゃんと稼げる何かのノウハウ」みたいな道筋がうっすら見えたりしたらいいなぁと思っていますし、わたしがこういう発信をしていくことで、「そっか主婦って意外と使い道あるのかも」と思う人が増えてくれたら救われます。
ジェンダーレスとか多様性とか口ばっかりなことを言っていないで、「マジで主婦って使い方ひとつでめっちゃパフォーマンス高いことできるよ」ということに気づいてほしいと思う、きょうこのごろです。
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