こんにちは。韓国在住歴8年目、会社員兼ライターのヘリです。
突然ですが、屋台はお好きですか?屋台は昔ながらの雰囲気が魅力的ですが、日本では野外の屋台のお店はどんどん減ってしまっているように感じます。
韓国も屋台のお店が多くはありませんが、屋台居酒屋はいまでも若者から年配の方までに愛されていて、活気にあふれています。
今回は在韓日本人から見た、韓国の屋台居酒屋の文化についてご紹介します!
韓国の屋台居酒屋「ポジャンマチャ」
韓国には、屋台居酒屋がある通りがいくつかあります。ソウルだと、乙支路や鍾路3街が規模が大きく有名です。
屋台居酒屋は韓国語で「ポジャンマチャ」、または略して「ポチャ」といいます。
韓国ドラマにもよく出てくるのですが、ビニールに包まれた屋台と真っ赤な簡易テーブルが特徴です!
寒い時期にはビニールでお店を覆っていますが、暑くなってくるとビニールは使わず外にテーブルが置かれます。
韓国屋台居酒屋をレポート!
今回は京畿道富川市にある、ポジャンマチャ通りに訪問しました!
海鮮物がメインで、焼き魚や海鮮鍋などを販売しています。
注文すると、まず無料で提供されるお豆腐とスープが出てきました。
韓国人は「お酒を飲むときにスープは必須」と考える人が多いです。そのため、おつまみとして鍋料理などをよく食べます。
日本ではおつまみと言ったらおかずのようなサイドメニューが多いので、不思議ですよね!
韓国のお酒文化「ソメク」
韓国のお酒と言ったら、焼酎やマッコリを思い浮かべる方が多いと思います。
韓国で居酒屋に行ったら、まず注文するのは「ソメク」です。
ソメクとは、焼酎の韓国語「ソジュ」とビールの韓国語「メクチュ」を合わせた言葉で、言葉の通り焼酎とビールを混ぜて飲みます。
基本的な飲み方をご説明します。
まずビールのコップに焼酎を適量入れます。
次にそっとビールを注ぎます。
スプーンをコップの底に軽く落とすと、焼酎とビールが混ざり泡が立ちます。これでソメクの完成です!
スプーンを底に落とすときに強くしすぎると、コップが割れてしまうので気をつけてくださいね!
焼酎とビールの比率ですが、焼酎3:ビール7が黄金比率だと言われています。
しかしお酒に強い方でないとすぐに酔ってしまう比率なので、まずは1:9や2:8から飲んでみることをおすすめします!
韓国居酒屋のおつまみ
今回は、サバの塩焼きを注文しました。塩がよく効いていて、脂身もありおいしかったです。
1匹丸々だったので量がかなり多めでした!
日本では、焼き魚は家庭の食卓でおかずとして出てくることが多いですよね。
しかし韓国ではおかずとして焼き魚を食べることは一般的ではなく、お酒のお供だと考える人の方が多い印象です。
今回訪問したポジャンマチャ通りにあるお店でも、ほとんどが焼き魚を販売していました!
先ほどご説明した通り、韓国人はお酒を飲むときにスープが必要なので、ラーメンも注文しました。
韓国では、どこに行ってもラーメンが必須です!韓国でラーメンは老若男女問わず大好きなメニューだと言えます。
お酒を楽しんでいると、無料で提供される目玉焼きが出てきました。
韓国は飲食店でも居酒屋でも大体2〜3個は無料のおかずが提供されます。
日本ではお通しとして代金を払わなければならない場合が多いですが、韓国ではお通し文化がないので、注文していない食べ物が出てきた場合はほとんどが無料のおかずです。
さらに無料のおかずは大体おかわりが可能な点も、日本人からしたら驚くポイントの一つ。
特にキムチはどのお店でもおかわりができ、基本提供しないお店でも店員さんにお願いすれば出してもらえることがほとんどです。
韓国人が「キムチは食事に絶対必要なお供」として考えていることがわかりますね!
ポジャンマチャは韓国の飲食文化、お酒文化を楽しめるだけでなく、韓国ならではの活気を感じることができます。
若者にも人気のスポットなので、機会があればぜひ一度訪問してみてください!
- image by:ヘリ
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