こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。
子どもをもつ人、もたない人、結婚する人、しない人…幸せの形は人それぞれ。きょうは、事実婚をしているマユミさん(仮名/50代)のお話をご紹介します。お相手の男性は60代前半で8つ年上です。
軽々しく言わない彼が信用できる
ふたりの出会いは5年以上前。マッチングアプリで知り合ったのですが、当時は彼がまだ結婚していました。
彼の名誉のためにお話しますと、すでに奥さんとは別居して1年が経過しており、「離婚するつもりだ」などとマユミさんには言わないのですが、交際の仕方や彼の言動…つまり、彼の姿勢から向き合ってくれていることがわかり、「これは離婚するんだろう」という判断ができたのです。
「離婚するつもりだ」と軽々しく口にしていなかったことも、僕は好印象でした。「離婚する、離婚する」と口にする男性は、まずしませんからね。
その1年後、「引っ越す」という話になったときに、彼から「実はもう離婚している」と報告がありました。行動が先、言うのは後なのも信頼できる感じが伝わってきます。ここで、事実婚のきっかけができたのです。
「安らぎの場所」となることが目標
まず、ここまでのお話で、似たような境遇にある方への成功の法則。
既婚女性が外に恋人を作った場合、その男性に本気になって離婚に至る事例が多いです。
これはあくまでご相談事例のなかでの体感ですが、半分は離婚に至っていると感じます。
「相談するほどに本気になっているから」かもしれませんが、「女性の浮気は本気になる」という言葉は、僕は正しいと感じます。
対して既婚男性が外に恋人を作った場合、その女性への気持ちが盛り上がって離婚に至る…というのは滅多にありません。ご相談事例で言うなら、皆無です。
でも、既婚男性と交際して、ご成婚になった事例は数多くあります。
これはその女性への気持ちが盛り上がって離婚に至るというよりも、先に奥さんとの関係が破綻して離婚に至るのです。マユミさんの彼も例に漏れず、そうなっていることがわかります。
僕は、男性はおよそ30歳を境に恋愛を卒業して、女性は一生恋をすると思っています。それゆえ、上記のような違いが起こっているのでしょう。
つまり、これから見える成功の法則は、離婚や結婚を迫らないこと。「不平不満を言わずに、笑顔で彼を支え続けること」だと感じます。
愛と癒しを与え続ける。そうすることで「安らぎの場所」となることができ、お相手が離婚した後に一緒になることができるのだと感じます。
その先が通常の結婚であれ、事実婚であれ、それは同じなのです。