ひとりで住んだら、全部自分ひとり
マユミさんカップルは、生活費なども特に相談することなく、自然な流れで役割が決まったそうです。
生活費はマンションのローンや管理費、水道光熱費はマユミさん。彼は食費を担当しているそうです。また、すでにおふたり共住民票を移して完全に同居となっています。
同棲経験で僕もわかるのですが、住民票は普通に移せます。互いに世帯主になる形で、同じ住所に住民登録できるのです。
あと彼はマンションに引っ越す際に車を買ってくれたそうです。その費用と維持費は、すべて彼が持ってくれているそうです。
日々の生活(掃除、洗濯、食事など)についての役割分担も、ご相談者からご質問をいただくのですが、マユミさんは「もともと自分が全部するつもりだったから、特に話し合いもしていないし、分担も決めていません」ということでした。
これは先ほどの「もともと自分ひとりで住むつもりだった」というところが根っこにあります。
一緒に住んでくれるパートナーが見つかっただけで大感謝なのに、何かをしてもらおうという発想はありません、と。ううん、凄いですねぇ。
「それで、実際はどうなのですか?」と質問しましたところ、彼が自発的に色々やってくれることも多く、それはありがたくしてもらっているということでした。
マユミさんが会社に行ってる間に掃除をしてくれていたり、ゴミを出してくれていたり、洗濯をしてくれていたり、色々です。
マユミさんとしては、「むしろお金を払ってでも、一緒にいてほしいと思ってます」ということでした。
だから、食費も極力負担にならないように、普段の食料品は生協を契約して、それで買うことにしたそうです。
そうするとマユミさんの口座から引き落とされますので、彼の負担にならないと。
こういったことも、彼に相談はしません。生協を利用する案、僕は「すごい気づかいだなぁ」と感心しました。
彼には「生協に体にいいものがいろいろあったから、お試しで始めてみます!」と伝えたそうですよ。
男女交際は話し合いでは解決しない
今回のマユミさんのお話を伺って、僕は「男女交際は話し合いでは解決しない」というマーチン論を、別の角度から再確認することができました。
たぶん、多くの女性はコミュニケーションとして「話」をしたいのですよね。
これが「話し合う」という提案になってしまう根本的な原因だと思います。
結果、本来不要な話し合いをすることになるので、男性には面倒くさく映るのだと感じます。
男女交際、大部分のことは話し合うまでもなく「最高案」は自分で出せるのです。でも、ほとんどの人は「そこまでしようとせず、お相手にもさせたい」のです。だから、話し合って「何割かはしてもらおう」とするのだと思います。
マユミさんの考え方、動き方はすごいと思います。事実婚、普通の結婚生活を問わず、参考にしていただけたらと思います。
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