こんにちは。垣屋美智子です。証券アナリストとして10年間従事した後、現在はスタートアップ企業の財務・経営支援をするほか、事業分析力と会計知識を生かし「誰でも今すぐできる」をテーマにマネー、ライフ、キャリアについて執筆、講演活動を行っています。
今回はメルマガ読者の方からいただいた、キャリアに固執するモチベーションについてのご質問に答えました。
読者からの質問:キャリアに固執するモチベーションは何なのか?
改めて、垣屋さんはスケールの大きいことをされていると実感しました。
「女性としてプロフェッショナルキャリアを築くということ」のプレゼン資料を見て、スタート地点から男性とは違うキャリアのなかで、ここまでキャリアでうえを目指す理由は何なのか、モチベーションは何なのか、知りたいと思いました。
垣屋さんの周囲にそういう女性が多いのでしょうか?
差別を受けている側が自分を否定する必要はない
ご質問ありがとうございます。
まさにこういう質問を、講演の場でいただきました。どうしてこんなに不遇なのに、キャリアを諦めずにきているのかという話ですね。
私も何度も諦めようと思いましたが、「なぜ職場にワ─ママの理解がないからって、私がキャリアを諦めなければいけないのか」という気持ちが強かったことが大きいと思います。
周囲には、シングルマザーとして頑張る女性や、夫が専業主夫で一家の大黒柱として頑張る女性、子どもを産まずに仕事に邁進して頑張る女性もいました。それなら、私のように夫と子どもがいてもうえを目指して頑張って何が悪いのかと。
働く理由は個人それぞれで、どの理由も正しいのに、「あの家は夫もフルタイムで働いているし、出世させなくてもいいでしょ」なんて形で忖度するなんておかしいでしょと。
私は子どもを育て、仕事もし、誰に迷惑をかけようとも職場にだけは迷惑をかけないよう最善の注意を注ぎ、仕事に自分の時間を最優先で使い、それでも私が間違ったことをしているのでしょうかと。
結論から言うと、「ここまで仕事優先にしても評価されないなんてコスパが悪すぎ」と思ったので、会社員は辞めました。