クリスマスデートの思い出といえば、ロマンチックなディナーやイルミネーションを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし「正直、ないわ」と思ってしまうようなデートを経験した人も少なくありません。
今回は、4人の女性の「がっかりした」というクリスマスエピソードを紹介します。
「ここ元カノときたわ」を連発
最初のエピソードは、クリスマスデートがきっかけで愛が覚めてしまったという真里さん(仮名/26歳)のエピソード。
社会人1年目のころに付き合っていた彼とのクリスマスデートについて話してくれました。
「おしゃれなディナーを予約してくれたので、『すごい素敵なお店だね、ありがとう!』と話したら『ここ元カノときたところでさ、気に入ってるんだよね』と言い出しました。『たとえそうだったとしても、いちいち元カノの名前出さなくてよくない?』と思い、その時点でちょっと気持ちが沈みましたね」
ロマンチックな雰囲気のレストランだったそうですが、元カノと来たという情報を知った途端、喜びがイライラに変わってしまったそう。
「しかもメニューを選ぶとき『元カノはこれがおいしいって言ってた、俺も一口もらったけど~』って説明してくるんです。いや元カノとの会話とか思い出とか知らないし!聞きたくないし!『そんなに元カノとの思い出を懐かしみたいなら、元カノと来れば?』って言ってしまいましたよ。彼は冗談だって笑ってましたけど…」
結局それがきっかけで恋心が冷めてしまったという真里さん。年明けにはお別れを告げたそうです。
当日まさかのWデートでゲンナリ…
「クリスマスって彼氏と2人で過ごすものじゃないんですかね?Wデートをするのなんて、学生までだと思ってました」
ため息交じりで話してくれたのは、都内で婚活中の唯さん(仮名/32歳)。昨年まで、結婚を意識して付き合っていた彼がいたのですが、クリスマスの彼の行動にゲンナリしてしまい、結婚できないと判断して別れたそうです。
「クリスマスはお互いに仕事だったので、ディナーを予約し、都内の有名なイルミネーションスポットへ足を運んで、そのあとはホテルでお泊まりしようという予定でした。彼が予約もすべてやってくれるというので安心して任せたんですが、当日待ち合わせ場所に現れたのは、彼と、彼の職場の同僚カップル。私がいままで会ったことのない人たちでした」
2人きりのデートだと思っていたのに、なぜかWデートだったことが発覚。
唯さんは驚くものの、彼氏の友達カップルがいる手前、『なんでいるの?』とは聞きにくかったようで…。
「しかも相手はWデートだって知ってたみたいなんですよ。『きょうはよろしくお願いします』なんて言われて。『ええ?こっちはよろしくも何も、状況が理解できていないんですけど…』という感じで…。結局ディナーは4人でテーブルを囲み、イルミネーションは4人で見ました。男性陣がいなくなったタイミングでこっそり女性の方に『私たち、お邪魔じゃないですか?』と聞いてみたら、『いえいえ、大人数のほうが楽しいので!それに私たち付き合ったばかりで、2人きりだと緊張するから誘ったんですよ!きょうはとっても助かりました』って。『聞いてませんけど』という言葉をぐっと飲みこみ、『それはよかった~』と適当に合わせておきました」
イルミネーションで解散だろう、まさかホテルにはついてこないだろう、と思っていた唯さん。なんと相手のカップルはホテルにまでついてきたんだとか…!
「ホテルのフロントまでついてくる時点で、あれれ?と思ってたんですが、なんとそのまま4人でチェックイン。しかもカップル同士ではなく、男性と女性でそれぞれ部屋を分けられたんです。私はその日初めて出会った彼氏の同僚女性と一緒にクリスマスの夜を過ごすという…女性は『お友達ができてうれしいです』とか話してましたけど…私は複雑な気持ちでした。その女性がいい子なので何も言えないんですけどね、だからより一層複雑で」
夜中になり、彼氏にメールでどうして教えてくれなかったのか聞いたところ、『わざわざ言うことじゃないと思ってた!笑』と返ってきたんだそう。
そんな彼氏の反応に、結婚してもきっとこういうことが続くんだろうなと思った唯さんは、そっと別れを決断したのでした。