待ち合わせ場所にサンタ風の格好でやってきた!
12月24日。待ち合わせ場所にやってきたのは、なんとサンタ風の格好をした彼だったと話す凜さん(仮名/29歳)。
恥ずかしすぎる経験に、いま思い出しても顔が赤くなるんだとか。
「もともとサプライズ好きな彼氏だったので、サンタ姿でやってくるんじゃ…というのは何となく想像していました。でもおしゃれなカップルがたくさんいるなかで、突如現れるサンタ風の姿の彼。笑われるにきまってるじゃないですか!全身真っ赤のサンタ風の服に、ひげまでつけてて…『うそでしょ!?』と思わず叫んでしまいました。でもまぁこれもいい思い出かなって思ってたんです、この後は着替えてデートするんだろうと。でも…彼、なんと着替えを持ってなかったんです」
しかも、なんと『一緒に着替えてデートしよう』と言ってきたそうです。
「高校生とかなら楽しいかもしれませんけど、もう社会人ですよ?サンタ風の服を着てデートなんて、こっぱずかしいことできるわけないじゃないですか。彼の喜ばせたいっていう気持ちは十分わかるんですけど、年齢は考えてほしかったな。彼の自宅でクリスマスディナーを食べる予定があり、その前に映画&ショッピングをする予定でしたが、予定を変えてすぐに彼の家に向かいました。行くなら着替えてからデートしようと、私が頼み込んだんです。彼も申し訳ないと思ってくれたらしいのですが、正直もっと考えてほしかったですね…」
ちなみに、いまでもその彼氏とは付き合っているんだそう。今年のクリスマスは頼むから何もしないでねと、いまから念を押しているようです。
突然のフラッシュモブでプロポーズ
最後に話を聞かせてくれたのは、クリスマスに「ないわぁ」と感じた衝撃のプロポーズをされたという沙也加さん(仮名/30歳)。
人によっては喜ぶかもしれないけど…と、自身のクリスマスエピソードを話してくれました。
「大学生のころから6年ほど付き合った彼氏がいました。社会人になり、それぞれ生活も落ち着いて、そろそろプロポーズだろうな…とは何となく察していたんです。彼氏には常々『ロマンチックなプロポーズがされたい』とは言っていたので、期待しすぎてもあれかなとは思ってたんですけど、その年のクリスマスはやっぱりちょっと期待しちゃってました。期待通りその年のクリスマス、彼氏はプロポーズをしてくれたのですが…ちょっと、いやかなり想像と違っていたんです」
その日、イルミネーションの見えるきれいなスポットで一緒に景色を眺めていたという沙也加さん。カフェで買ったホットコーヒーを飲みながら、『このあとのディナー楽しみだね』なんて話をしていたそうです。
すると、そんな沙也加さんの目の前で小さな子どもが転び、持っていたおもちゃを転がしてしまいます。
「そしたら彼氏が立ち上がって、『大丈夫?』と声をかけ、おもちゃを取りに行ったんです。そしたらその男の子が私のほうにきて『お姉さん、これ…』ってメモをくれました。そのまま走り去っていく男の子。メモを開くと『後ろを見て』の文字。どういうこと?と思って振り向くと、後ろには謎のダンス集団、そしてセンターには彼氏…」
そして沙也加さんが振り向いた途端、ミュージカル風の音楽がかかりはじめます。
「音楽と同時にみんな踊り始めて、彼氏もなんか踊り始めて、うわぁ…これってあれだよね、フラッシュモブだよねと…察しました。周りを歩く通行人たちが私のことをにやにやしながら見てきて、もう恥ずかしくて恥ずかしくて。後ろを通った女子高生が『え!やばくない!?』とか、『動画とろう!』とかも言い出して、もう…ちょっと勘弁して…と。それで曲がクライマックスに向かったタイミングで彼氏が私のところにやってきて、指輪を差し出してくるんです。こんなの断れるわけないじゃないですか…」
もちろん断る予定もなかったとは言いますが、正直『断ったらどうなるんだろう』という考えはよぎったそうです。
「それで、私が『お願いします』ってプロポーズを受けたら、み~んなでお祝いしてくれるんですよ。そうですね、幸せなのかもしれませんけど、私が望んでいたロマンチックってこういうことじゃないんだけどなと…。喜ぶ女性もいるとは思いますよ。でも私は誰の力も借りないで、彼だけの力と言葉でプロポーズしてほしかった。なんかちょっとがっかりしましたね」
もやもやする気持ちを抱えながらも、その後沙也加さんは彼と結婚。いまでも、『あのプロポーズは嫌だった』とは言えていません。
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