「うつ」の症状を軽減させるために…
うつ病の治療にあたっては、心療内科や精神内科の医師は主にお薬を処方して調整しようとします。
それに対して、私たち心理学を学ぶカウンセラーは、ものごとの見方・考え方を変えていくことで症状を軽減させることを目指します。
心理学で、精神疾患は“怒りの病気”と言われることがあります。怒りが自分の方向に向かうことで、自己嫌悪や自己攻撃、引きこもりという状況がつくられると考えるのです。
そのような状況の心には、うれしい、楽しいなどのポジティブな経験が効果をもたらすことがあります。
もしも、あなたのパートナーがうつをお持ちだとしたら、思わず心が動くようなすばらしい景色を見たり、おいしい食べ物を食べたりする体験をさせてあげるとよいかもしれません。
また、最近、軽度のうつに効果があるといわれているのが、利き手と反対の手を使ってみるということです。右利きの人であれば、左手を使ってみるということですね。
この方法は臨床の現場ではまだ検証はできていませんが、普段とまったく違う動きをすることで、心の状態も改善されていくと報告されているるようです。
あなたのパートナーにも、一度進めてみてもよいかもしれませんね。
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