こんにちは。韓国在住6年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
日本はここ最近、物価高が続いているようですね。実は韓国もとんでもないスピードで物価高が進んでいます。
筆者が韓国に来て6年経ちますが、買い物のたびに「韓国に来た当初はこんなに高くなかったのに…」という言葉が出てしまうぐらいです。
今回はなぜ韓国がここまで急激な物価高が続いているのか、また特に値段が上がったものについてご紹介します。
周りの韓国人にも韓国で値段が上がったものについて聞いてみたので、ぜひ最後までご覧ください。
実際韓国の物価はどれくらい上がった?
まずは、具体的にどの程度物価が上がったのか、Starbucksのアメリカーノの値段を例に見てみましょう。
10年前は1杯3.800ウォン(日本円で約380円)だったそうです。それが5年前には4,100ウォン(日本円で約410円)を超え、現在では5,000ウォン(日本円で約500円)ほどまで上昇。10年間で1.5倍以上の値上がりですね。
筆者の体感的には、ほかのカフェはもっと値段が上がっているイメージです。
なぜ韓国で物価高が進んでいるの?
韓国で物価高が進んでいる理由は、やはり経済成長が進んでいるからだと言われています。それにともない、さまざまなものの値段が上がっていっているんですね。
ソウルの家賃などはまた別の話ではあるんですが、食料品や生活用品、交通費などの公共料金も上がり続けています。
最近ではインフレの勢いが少し落ち着いたものの、日常生活での実感としてはまだまだ高い状態が続いています。
住んでいて感じる、韓国で値上がりしたもの
私が特に値上がりを感じるのは、野菜とパン、デザートです。
野菜は季節や天候の影響を受けやすく、また韓国は日本よりも配送システムが複雑で効率的でない部分もあり、必要以上に値段が高くなってしまっています。日本のように地産地消をしてほしいです。
また、パンやデザートの価格もじわじわと上がっており、お気に入りのカフェのケーキが以前より高くなっているのを実感します。
カフェでデザートとコーヒーを買えば15,000ウォン(日本円で約1500円)ほどして、「高いな」と思いますね。
最後に周りの韓国人に聞いてみたところ、多くの人がインスタントラーメンの値上がりを感じているとのことでした。
20年前には1袋500ウォン(日本円で約500円)程度だったものが、現在では1,000ウォン(日本円で約1000円)を超えることも珍しくありません。
おもしろいのは中学生も「最近本当に高くなった」と話していたことです。いかに短期間で値上げしたかを感じます。
一度あがった値段はなかなか下がらないので、このままどこまで上がるのかが怖いです。しかし会社員の給料はそのまま…というのも日本でも韓国でもよく聞く話ですね。
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