こんにちは。韓国在住6年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
ひと昔前までは圧倒的に犬派が多かった韓国ですが、最近はじわじわと猫派も多くなっています。
特に、日本好きや日本語を勉強している人で猫を飼っている確率が本当に高いと感じます。
今回はそんな韓国で人気の犬や猫の名前、その理由についてお話しします!
韓国で人気な「犬」の名前
韓国で一般的な犬の名前には、日本でいう「シロ」や「ポチ」のようなイメージで「ヒンドゥンイ」という名前がよく使われます。
ヒンドゥンイは「白い子」 という意味で、その名の通り白いワンちゃんによく使われる名前です。
ちなみに韓国版『クレヨ ンしんちゃん』に登場する犬の「シロ」も「ヒンドゥンイ」と呼ばれています。
また、最近では「ヨンジャ」や「ヨンス」など昔の人の名前をつけるのが流行中!「ヨンジャ」は昔の女性の名前、「ヨンス」は昔の男性の名前です。
ほかにもよく聞く名前には、「ハル」があります。これは韓国語で「1日」という意味です。
BIGBANG(ビッグバン)の歌にも、「ハルハル」という曲がありましたね。
それ以外では、高級ブランドから名前をつける場合も多いです。「グッチ」「ルイ」「ココ」は、筆者の周りを見ても何匹もいます。
韓国で人気な「猫」の名前
猫の名前で一般的なのは「ナビ」です。これは「蝶」を意味し、道端で見かける名前のない猫にも「ナビヤ~」と呼びかけることが多く、韓国で猫を指す代名詞のようになっています。
なぜ猫なのに蝶なのか周りの韓国人に聞いてみましたが、答えられた人は1人もいませんでした(笑)。
検索してみても、「ジャンプしたり走りまわる姿が蝶のようだから」と納得しにくい情報が出てきたので、真相は不明です。
「ナビ」の次によく使われる猫の名前は、「ニャンイ」です。「ニャン」は猫の鳴き声を模したもので、日本の「にゃんこ」に近い表現です。
韓国は野良猫が多いので「ニャンイ~」と呼んでいて、家につれてきてもそのまま「ニャンイ」という名前を使っている知り合いもいます。
また、日本の影響を受けた名前も人気です。
たとえば、「ユキ」など、日本風の響きがある名前が好まれます。
これらの名前は、特に日本のアニメや漫画が好きな飼い主がつけることが多いようです。
ちなみに、スタジオジブリ制作のアニメーション映画『猫の恩返し』に出てくる白い猫の「ユキ」はそのまま「ユキ」 と翻訳されていました。主人公のハルも、そのままハルでした。
ほかにも「クッキー」「チョコ」「モチ(日本の餅からとった名前です)」など、食べ物からとった名前も多いです。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。