男の子が思春期に入ると、お母さんだけでは対応に困ることもでてきますよね。「パソコンにアダルトサイトの履歴があった」「ゲームをやり過ぎているので注意したら壁に穴を開けた」「無口になり、何を考えているのかわからなくなってきた」などなど。
我が子とはいえ異性なので、どう接したらよいのか悩まれているお母さんも多いと思います。こういった、いざというときこそお父さんの出番。「男同士の話し合い」をしながら、子どもを導いてあげましょう。
プライドを認めてあげる
女性が共感能力の塊であるのに対して、男性はプライドの塊だったりします。これはよい面でも悪い面でも影響をしてきますので、ここの部分を抑えながら話し合いをしていくとよいと思います。
1人の大人の男性としてのプライドを持って話し合いをすることが大切なのですが、このときに息子のプライドをへし折らないこと、これがとても重要なのです。
お父さんからすれば、思春期の息子が何かをいってきたとしても「な~にを甘っちょろいことをいってるんだか」「なんの結果も出していないのに、口だけは一丁前だな」と思ってしまうこともあるでしょう。
でも、それをそのまま伝えてはいけません。子どもでもプライドを持っています。そして、いまの自分がお父さんに勝てないことも重々承知しているのです。
勝てるのは力くらいなものなので、話し合いが上手くいかないと物にあたったり、壁に穴を開けたりするのです。子どもは子どもで、親を超えたい、自分の力や存在を誇示したいと思っているのです。なので、子どものプライドを維持しつつ、話し合いを進めていきましょう。
「そうか、お前なりにちゃんと考えているんだな」「父さんにもそういう時期あったな~。そんなときは○○していくといいと思うぞ」と、どんな小さなプライドでも受け入れて、認めてあげましょう。
思春期の男子は、自分の存在を認めてほしいと思うと同時に、プライドを持って生きていきたいと思うもの。「未熟なお前なんかに絶対にできない」と、へし折ってしまうのではなく、「そうか、そう思うんだったら貫いてみろ。お前のことを応援するからな」と、支援のほうにまわってあげてください。
誰もが最初は未熟者です。ここから人生の1歩がはじまるのです。いま難しいと思うことでも、続けていくことで開花することもあるので、最初から決めつけないことが大切です。